iモードFeliCa
iモードFeliCa(アイモードフェリカ)とは、非接触型ICチップである「FeliCa」チップを内蔵したNTTドコモの携帯電話に関する技術の名称である。
概要
[編集]iモードFeliCaに対応した携帯電話を同社は総称して「おサイフケータイ」と呼び、利用シーンを「ケータイ・デ・ピッ! と」のスローガンで表している。同社のインターネット接続サービスの名称であるiモードと連携し、FeliCaチップを利用するサービスをネットワークからダウンロードして登録できるなど、従来のFeliCaにネットワークとの親和性が加わったことから、この名称が名付けられている。
なお、他の企業の商標同士を組み合わせた用語という特殊なケースでもある。2005年9月よりauではEZ FeliCaという名称で、2005年11月よりボーダフォン(日本法人、現ソフトバンクモバイル)では「ボーダフォンライブ!FeliCa(現S!FeliCa)」という名称で、ドコモの登録商標「おサイフケータイ」を借りて発売している。ユーザーの抱え込みよりもサービスそのものの普及を促すため、他キャリアにも「おサイフケータイ」の名称を許可することとしたものである。
FeliCaチップの容量は当初約5KBであったが、903iシリーズから約15KBに増量した。
FeliCaチップ(モバイルFeliCa ICチップ)関連のライセンス提供やプラットフォーム提供は、フェリカネットワークスが行っている。
対応機種
[編集]![](https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/5/55/NTT_DoCoMo_FOMA_F901iC_open_back.jpg/220px-NTT_DoCoMo_FOMA_F901iC_open_back.jpg)
mova506iシリーズ(P506iC、SH506iC、SO506iC、P506iCII)やFOMA F900iC、901iシリーズ(F901iC、N901iC、SH901iC、P901iTV)を皮切りに、現在販売されているほとんどの機種が対応している。ただし、海外メーカー製の機種やシニア向け機種などでは、最新機種でも対応していない場合がある。また、初期のモデルにはモバイルSuicaに関してのみ非対応となるものが存在する(詳しくはモバイルSuicaの項を参照)。
関連項目
[編集]外部リンク
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