坂 仲輔（さか なかすけ、明治3年1月29日（1870年3月1日） - 大正14年（1925年）8月14日）は、日本の内務官僚、実業家。茨城県知事、石川県知事、新潟県知事。

人物

長州藩一門家老吉敷毛利家の家臣である坂新一の子として周防山口に生まれ、高等商業学校（のちの一橋大学）卒業後、会計検査院入庁。検査官補を務める。

内務省参事官、神奈川県事務官・第一部長兼第三部長^[1]などを経て、1908年10月、茨城県知事、1912年12月、石川県知事、1914年4月、新潟県知事を歴任。

1916年、藤田組常務理事、同年同社総務理事。1918年、小坂鉱山事務所長兼務^[2]。藤田銀行設立を決定^[3]。1916年に社長に進言し柵原鉱山の買収を決断させる^[4]。1925年に在職のまま死去。

栄典

• 1915年（大正4年）11月10日 - 大礼記念章^[5]

親族

• 養子 坂信弥（警視総監）

脚注

1. ^ 『官報』第6925号、明治39年7月30日。
2. ^ 伊藤正直「藤田銀行の破綻とその整理」
3. ^ 佐藤英達『藤田組の発展その虚実』
4. ^ 『藤田組のメタル・ビジネス』
5. ^ 『官報』第1310号・付録「辞令」1916年12月13日。

表 話 編 歴 茨城県知事（官選第22代：1908-1912）
官選	参事 山岡高歩 山口正定 権参事 野村素介 渡辺徹 関新平 権参事→参事 県令 中山信安 権令 野村維章 権令→県令 人見寧 島惟精 安田定則 知事 安田定則 石井省一郎 牧野伸顕 高崎親章 江木千之 小野田元熈 清棲家教 柏田盛文 河野忠三 寺原長輝 大塚貢 未赴任 森正隆 坂仲輔 岡田宇之助 力石雄一郎 守屋源次郎 藤沼庄平 次田大三郎 末松偕一郎 伊東喜八郎 中山佐之助 森岡二朗 牛島省三 田中無事生 君島清吉 阿部嘉七 安藤狂四郎 林信夫 挟間茂 吉永時次 内藤寛一 辻山治平 古井喜実 今井久 橋本政実 友末洋治 国塩耕一郎
公選	友末洋治 岩上二郎 竹内藤男 橋本昌 大井川和彦
カテゴリ

表 話 編 歴 石川県知事（官選第16代：1912-1914）
官選	県令 内田政風 参事→権令→県令 桐山純孝 権令→県令 千坂高雅 岩村高俊 知事 岩村高俊 船越衛 岩山敬義 武井守正 鈴木大亮 三間正弘 古沢滋 志波三九郎 野村政明 村上義雄 李家隆介 坂仲輔 熊谷喜一郎 太田政弘 土岐嘉平 沢田牛麿 山県治郎 長谷川久一 長延連 白根竹介 大塚惟精 横山助成 中山佐之助 中野邦一 田寺俊信 平賀周 山口安憲 館哲二 生駒高常 児玉政介 近藤駿介 成田一郎 土居章平 田中重之 平井章 伊藤謹二 広岡謙二 郡祐一
公選	柴野和喜夫 田谷充実 中西陽一 谷本正憲 馳浩
カテゴリ

表 話 編 歴 新潟県知事（官選第16代：1914-1916）
官選	県令 平松時厚 楠本正隆 永山盛輝 篠崎五郎 知事 篠崎五郎 千田貞暁 籠手田安定 浅田徳則 勝間田稔 千頭清臣 柏田盛文 阿部浩 清棲家教 森正隆 伊沢多喜男 安藤謙介 坂仲輔 北川信従 渡辺勝三郎 太田政弘 小原新三 三松武夫 藤沼庄平 力石雄一郎 尾崎勇次郎 三松武夫 黒崎真也 中野邦一 小幡豊治 千葉了 宮脇梅吉 関屋延之助 中村安次郎 君島清吉 安井誠一郎 土居章平 前田多門 町村金五 畠田昌福 佐藤基 青木秀夫
公選	岡田正平 北村一男 塚田十一郎 亘四郎 君健男 金子清 平山征夫 泉田裕彦 米山隆一 花角英世
カテゴリ