岡田宇之助

岡田宇之助（おかだうのすけ、1872年 12月30日（明治5年12月1日）^[1] - 1949年（昭和24年）10月17日^[2]）は、日本の内務官僚。官選県知事。旧姓・原。

経歴

兵庫県出身。原丈之助の弟として生まれ、岡田家の養子となる^[3]。第三高等学校を卒業。1896年、東京法学院（現・中央大学）^[4]を卒業。1897年12月、文官高等試験行政科試験に合格。内務省に入省し内務属となる^[3]^[5]。

以後、島根県参事官、長野県参事官、同事務官・第一部長兼第三部長^[6]、愛媛県事務官、同内務部長などを歴任^[3]。

1912年12月、茨城県知事に就任。青柳橋の架橋、水海道分署新築、御大礼記念教育館建設、県道整備計画の策定などに尽力^[7]。1917年1月、佐賀県知事に転任。同年12月に休職となる^[3]。1918年5月20日に退官^[8]。その後、住友合資会社理事となり、1925年に退職した^[3]。

^ 岡田宇之助 (第4版大正4(1915)年1月の情報) - 『人事興信録』データベース
^ 『「現代物故者事典」総索引 : 昭和元年～平成23年 1 (政治・経済・社会篇)』266頁。
^ ^a ^b ^c ^d ^e 『新編日本の歴代知事』993頁。
^ 清水唯一朗「明治日本の官僚リクルートメント : その制度, 運用, 実態」『法學研究 : 法律・政治・社会』第82巻第2号、慶應義塾大学法学研究会、2009年2月、193-219頁、CRID 1050845763882022016、ISSN 0389-0538、2024年5月22日閲覧。
^ 『日本官僚制総合事典：1868 - 2000』177頁。
^ 『官報』第6925号、明治39年7月30日。
^ 『新編日本の歴代知事』245頁。
^ 『官報』第1738号、大正7年5月21日。