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CHUBBY GROOVE

稲葉浩志 > CHUBBY GROOVE
『CHUBBY GROOVE』
INABA / SALASスタジオ・アルバム
リリース
録音
ジャンル
レーベル VERMILLION RECORDS
プロデュース
チャート最高順位
ゴールドディスク
  • ゴールド(日本レコード協会[4]
  • EANコード
    EAN 4560109083800(初回限定盤)
    EAN 4560109083817(通常盤)
    スティーヴィー・サラス 年表
    • Jam Power
    • (2010年)
    • CHUBBY GROOVE
    • (2017年)
    • Maximum Huavo
    • (2020年)
    稲葉浩志 年表
    • CHUBBY GROOVE
    • (2017年)
    ミュージックビデオ
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    CHUBBY GROOVE』(チャビィ・グルーヴ)は、アメリカ合衆国ギタリストであるスティーヴィー・サラスと、日本ボーカリストである稲葉浩志が「INABA / SALAS」名義で発表した1作目のオリジナル・アルバム。2017年1月18日にVERMILLION RECORDSより発売された。

    概要

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    以前からお互いの作品で共演していたサラスと稲葉が、初めて共同で製作したフルアルバムである[5]。初回限定盤には「SAYONARA RIVER」「OVERDRIVE」「AISHI-AISARE」のミュージックビデオが収録されたDVDが付属する。

    サラスと稲葉は(本作リリースの時点で)25年に渡って親交があり、度々お互いのプロジェクトに参加していた。2人は「時間が合えば一緒にやろう」と約束していたものの、お互いのスケジュールが合わず実現していなかった。その後2016年になって、サラスは稲葉から「このくらいのスケジュールなら確保できそう」と連絡を受け快諾。2人のコラボレーションが実現した[6]

    本作発売後の2017年1月25日から、ライブツアー『INABA / SALAS “CHUBBY GROOVE TOUR 2017”』を開催した[7]

    制作

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    全ての楽曲の制作クレジットは、「All Songs Written by Stevie Salas & Koshi Inaba」(全曲サラスと稲葉による制作)となっている。実際の制作は、作曲はサラス、作詞は稲葉が担当した。楽曲制作の始まりは、サラスがアコースティックギター1本を用いて稲葉にアイデアを伝える所からであった。サラスは稲葉が歌うことを想定して、メロディなどのアイデアを用意していた。一方で稲葉は、サラスと向き合うまでは何もアイデアを用意しておらず、お互い探り合いながらの作業だったと振り返っている。その最初のアコースティックギターの音は楽曲制作の後半まで入ったままで、最終段階でエレクトリックギターに置き換えた。サラス曰く、そのアコースティックギターが曲のヴァイヴ(雰囲気)を作り出したという[8]

    サラスは楽曲制作について、「ルールはなし。自分らしくもなく稲葉浩志っぽくもないサウンドを楽しみながらやりたい。」という考えがあった。稲葉は当初は「彼のスタイルである、少しハードでファンキーなロック」になると思っていたが、「SAYONARA RIVER」が最初に完成した際に「こういう感じなのか」という驚きがあり、いい意味でみんなが想像していたものと違う形になったと語っている[6][8]

    作詞は基本的に稲葉が担当しているが、たとえ日本語の詞であったとしても、サラスは詞に対して気になる点は指摘したという。稲葉は「もちろん慎重に選んだ言葉を唄って」いたとのことだが、サラスは意味が解らなくとも聴覚上クールじゃないと判断した箇所は変えるように遠慮なく要望を出した。稲葉は「日本語として大事な意味を持っていても、響きが良くなかったら聞き手には届かない」と理解し、むしろサラスが日本語を理解していたら遠慮していたかもしれないところを、理解していないが故の遠慮ない指摘に感謝した。歌詞についてサラスは、過去に英語圏以外のミュージシャンをプロデュースしてきた経験を引合いに出し、その際に歌詞について大事にしていることについて「意図」(=曲の持つフィーリングに歌い手の意図が沿っているか)、「リズム」(=各楽器のリズムに合ったノリになっているか)の二つを挙げ、その「リズム」に合っていない箇所は稲葉に歌詞の変更のリクエストを出したという[8]

    今作のレコーディングは東京ハワイワシントンD.C.ロサンゼルスオースティンナッシュビルトロントサンホセソウルと様々な場所で行われた[9][注 1]。元は稲葉の「新しい環境で新鮮なもの、新規が欲しい」という願望がきっかけではあったが、アレンジの段階でサラスは「ここはあのベーシスト、ここはあのドラマー」などのアイデアをどんどん出し、そのミュージシャン達の都合に合わせた結果、レコーディングのためにそのミュージシャンに会いに世界各国を巡っていくことになり、結果的にサラス単独で訪問した土地も半数近くある[8][10]

    収録曲

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    1. SAYONARA RIVER (3:48)
      • 今回のアルバム制作において最初に完成した曲である[8]。その為、稲葉の中で一番印象的な、象徴している曲と発言している[11]
    2. OVERDRIVE (3:12)
    3. WABISABI (3:14)
    4. AISHI-AISARE (3:34)
    5. シラセ (4:20)
      • ゆったりした曲調のバラード[8]。最初の曲作りの段階から制作されていたが、完成したのは最後であった。予定としては日本でのレコーディングの歌入れで終わるはずだったが、サラスのアイデアでスティーブ・フェロンにドラムを取り直してもらった。そのドラムパターンは以前とテンポが変わっており、稲葉は結局ロサンゼルスのレコーディングで歌入れをやり直したが、新しいテンポの方が歌い易く感じたという。今作アルバムの中で稲葉自身、一番難易度が高い曲と評している[11]
    6. ERROR MESSAGE (3:52)
    7. NISHI-HIGASHI (3:18)
    8. 苦悩の果てのそれも答えのひとつ (3:30)
      • 「AISHI-AISARE」同様サラスがアルバム制作前から既に作っていた曲であり、コーラスとギターは以前から制作した物を使用している[11]
    9. MARIE (3:29)
    10. BLINK (4:54)
      • サラスはこの曲を「壮大な景色の中を旅している感じ」と述べている[11]。アルバム制作の最終段階で歌詞を書いており、稲葉は精神的に追い詰められている時に書いたと語っている[11]
    11. MY HEART YOUR HEART (3:49)
    12. TROPHY (4:36)
      • WOWOWテニス2017シーズン」イメージソング[20]
      • ミュージックビデオにて仮タイトルは「金字塔」だったことがわかる。
      • この曲のレコーディングのために世界各国を巡っており、最初の曲創りは東京、ドラムレコーディングはロサンゼルス、そしてネイティブ・アメリカンのパーカッションとコーラスの録音のために、現地であるカナダのダンヴィルという田舎町に赴いた。そして、ベースのレコーディングを韓国で行った。サラスは、それらを全部ブレンドするのが大変だったと振り返っている[8]

    タイアップ

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    参加ミュージシャン

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    • 稲葉浩志ボーカル、全曲作詞作曲編曲アコースティック・ギター(#1)、パウワウドラム(#12)、バックグラウンド・ボーカル(#12)
    • スティーヴィー・サラスギター、全曲作詞・作曲・編曲、キーボード(#1.4.6)、ドラムパーカッション(#10)、パウワウドラム(#12)、パーカッション(#12)、バックグラウンド・ボーカル(#8.10.12)
    • パルテノン・ハクスリー:作曲(#10)、バックグラウンド・ボーカル(#10)
    • マット・シェロッド:ドラム&パーカッション(#1-3.8.9.11)、ドラム(#6.7)、グロッケンシュピール(#11)、キーボード(#6.11)、エレクトロニック・トリートメント(#7)、グローバルマスターオブデータプログラミング、ChubbyVide
    • マーク・シュルマン:ドラム&パーカッション(#4)
    • スティーブ・フェロン:ドラム(#5)
    • マッシモ・ヘルナンデス:ドラム&パーカッション(#10)
    • マット・ソーラム:ドラム&パーカッション(#10)
    • テイラー・ホーキンス:ドラム&パーカッション(#10)、ロックドラム(#12)、パーカッション(#12)、バックグラウンド・ボーカル(#12)
    • エイドリアン・ハージョ:パウワウドラム(#12)、バックグラウンド・ボーカル(#12)
    • ローガン・スターツ:パウワウドラム(#12)、バックグラウンド・ボーカル(#12)
    • デイビッド・リーチ:パーカッション(#5)
    • ジャン・マリエ・ホーバット:ハートビート[要曖昧さ回避](#11)
    • アルマンド・サバルレッコ:ベース(#2.3.6.7.9)
    • ショーン・デイビス:ベース(#5.9)
    • ホアン・アルデレッテ:ベース(#8)
    • アデル・ジアー:ベース(#10)
    • スチュアート・ゼンダー:ベース(#12)
    • ドリアン・ハートソング:ベース(#12)
    • アンプ・フィドラー:キーボード(#1-3.6.8.9)
    • 寺地秀行:キーボード(#1.6)、プリプロダクションプログラミング
    • ルー・ポマンティ:キーボード(#4.5.7.9.11.12)、エレクトロニック・トリートメント(#12)
    • ナード・ベーリングス:キーボード(#4)、プログラミング(#4)、アディショナルギター(#4)、エレクトロニック・トリートメント(#1.3.7.12)
    • ティム・パーマー:キーボード(#4.6.10)、アディショナルギター(#4.6.10)、ミキシング
    • リッキー・ピーターソン:キーボード(#7)
    • ルイス・モンタナビートスミス:キーボード(#10)、バックグラウンド・ボーカル(#8.10.12)
    • バーナード・ファウラー:バックグラウンド・ボーカル(#5.7)
    • ロブ・ラマザ:バックグラウンド・ボーカル(#12)
    • フェデリコ・ミランダ:アディショナルギター(#8.10)
    • ao:Voice(#9)
    • ジャスティン・シャルツ:マスタリング

    脚注

    [編集]

    注釈

    [編集]
    1. ^ 歌詞カードのクレジット欄にレコーディングを行った場所が記載されている。
    2. ^ Koshi Inaba LIVE 2014 〜en-ball〜』と『Koshi Inaba LIVE 2016 〜enIII〜』でギターを担当したDuranが所属するバンド。

    出典

    [編集]
    1. ^ “稲葉浩志とスティーヴィー・サラスによる“INABA / SALAS”のアルバムが週間2位獲得”. music.jp (エムティーアイ). (2017年1月24日). https://music-book.jp/music/news/news/133851 2017年1月24日閲覧。 
    2. ^ Billboard Japan Top Albums Sales Year End 2017年”. Billboard JAPAN. 2017年12月21日閲覧。
    3. ^ オリコン年間 アルバムランキング 2017年度 41~50位”. ORICON NEWS. オリコン (2017年). 2020年1月7日閲覧。
    4. ^ ゴールド等認定作品一覧 2017年3月”. RIAJ. 2017年5月22日閲覧。
    5. ^ “B’z稲葉、来年1・18コラボ作品 “INABA/SALAS”名義でアルバム”. ORICON STYLE (オリコン). (2016年11月29日). https://www.oricon.co.jp/news/2082162/full/ 2016年12月3日閲覧。 
    6. ^ a b “【インタビュー】INABA / SALAS、「唯一のルールは“クールじゃなきゃいけない”」 PAGE_1”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク). (2017年1月16日). https://www.barks.jp/news/?id=1000136953 2017年1月17日閲覧。 
    7. ^ 稲葉浩志 Official Website 「en-zine」”. en-zine. VERMILLION RECORDS. 2020年3月13日閲覧。
    8. ^ a b c d e f g YOUNG GUITAR』2017年2月号、シンコーミュージック・エンタテイメント、2017年1月10日、78-80頁。 
    9. ^ “稲葉浩志ソロプロジェクト、世界各地を巡ってフルアルバム完成”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2016年11月29日). https://natalie.mu/music/news/211118 2016年12月3日閲覧。 
    10. ^ “B'z の稲葉浩志とスティーヴィー・サラスが挑んだ、はかり知れないグルーヴ感(前編)”. エンタメステーション (Sony Music Entertainment). (2017年1月18日). オリジナルの2017年2月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170202002839/https://entertainmentstation.jp/64025 2017年1月21日閲覧。 
    11. ^ a b c d e “B'z の稲葉浩志とスティーヴィー・サラスが挑んだ、はかり知れないグルーヴ感(後編)”. エンタメステーション (Sony Music Entertainment). (2017年1月20日). オリジナルの2017年2月2日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170202002759/https://entertainmentstation.jp/64342 2017年1月21日閲覧。 
    12. ^ Porsche The new Panamera × INABA / SALAS スペシャルムービー放映!『CHUBBY GROOVE』収録曲「OVERDRIVE」イメージソングに決定!!”. B'z Official Website. VERMILLION RECORDS (2017年1月14日). 2020年7月12日閲覧。
    13. ^ “B'z稲葉&スティーヴィー・サラス新曲、ポルシェ新型車のCMに”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2017年1月14日). https://natalie.mu/music/news/216832 2017年1月14日閲覧。 
    14. ^ Player』2017年3月号、プレイヤー・コーポレーション、2017年2月8日、30-32頁。 
    15. ^ “竹野内豊、B'z稲葉&スティーヴィー・サラス楽曲をOLに聴かせる”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2016年12月28日). https://natalie.mu/music/news/214949 2016年12月28日閲覧。 
    16. ^ “稲葉浩志とスティーヴィー・サラス、竹野内豊出演「dヒッツ」CMに楽曲提供。超先行配信も”. BARKS (ジャパンミュージックネットワーク). (2016年12月28日). https://www.barks.jp/news/?id=1000136517 2016年12月28日閲覧。 
    17. ^ MIAsia_officialのツイート(817644759640469504)
    18. ^ A4Ajpのツイート(817577535424761856)
    19. ^ “来週「Mステ」にグリーンボーイズ、B'z稲葉ユニット、キンキ、西野カナ、バクナン、舞祭組”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2017年1月13日). https://natalie.mu/music/news/216796 2017年8月11日閲覧。 
    20. ^ “B'z稲葉×錦織圭、テニスについて語り合う特番がWOWOWで”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2016年12月7日). https://natalie.mu/music/news/212220 2016年12月7日閲覧。 

    外部リンク

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