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閻浮提

この記事は検証可能参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)出典検索?"閻浮提" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL (2015年10月)

閻浮提(えんぶだい、サンスクリット語: जम्बुद्वीपJambudvīpa)とは、古代インドの世界観における人間が住む大陸。

インドの伝統的な世界はメール山を中心とするが、その四方に大陸(島)があってその一つとする説と、メール山の周りに同心円状に大陸が並び、その中心にあたる大陸とする説がある。仏教では須弥山の周囲にある4つの大陸(四大洲)の1つ。

サンスクリットではジャンブドヴィーパといい、文字通りには「ジャンブ(ムラサキフトモモ英語版)の島」を意味する[1]。「ジャンブ」は「ジャンブー」と伸ばされることもある[1]。閻浮提はその音訳である。

叙事詩とプラーナ

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アショーカ王の小法勅に見えるジャンブディーパシ(=ジャンブドヴィーパ)はインドを意味する[2]

マハーバーラタ』巻6によると、メール山の周辺には4つの島があり、そのひとつがジャンブドヴィーパである(他の3つはバドラーシュヴァ、ケートゥマーラ、ウッタラクル[注 1][4]。ジャンブドヴィーパはウサギに似た形をしている[4]。東西方向に6つの山脈が走り、その一番南のものがヒマヴァット(ヒマラヤ山脈)である。山脈によって世界は南北7つのヴァルシャに別れ、その一番南のものがバーラタヴァルシャ(インド亜大陸)である[4]

プラーナ文献ではメール山の東西南北に4つの島があり、南の島をジャンブドヴィーパとするものと、メール山を中心として同心円状に7つの島があって、その一番内側がジャンブドヴィーパとするもの(たとえば『マールカンデーヤ・プラーナ』54[5])がある。

ジャンブドヴィーパのうちヒマラヤから南の部分、すなわちインド亜大陸をバーラタヴァルシャと呼ぶが、インドの文献では時にジャンブドヴィーパとバーラタヴァルシャを区別せずに使用することがある[2]

ジャイナ教

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ジャイナ教では世界は下界・中界・上界の三界からなり、うち中界は円筒形をしている。中心にメール山があって、その周りを同心円状に15の島が取り巻いている。中央の島がジャンブドヴィーパである。ジャンブドヴィーパは東西に走る6つの山脈によって南北7つの黄帯(クシェートラ)に分けられ、その南端のものがバーラタ・クシェートラである[6]

仏教における閻浮提

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四大洲のうち、南に位置する三角形の大陸をジャンブドヴィーパ(閻浮提)と呼ぶ。玄奘以降の新訳では贍部洲(せんぶしゅう)と訳される。また、南方にあることから、南閻浮提(なんえんぶだい)、南贍部洲(なんせんぶしゅう)ともされる。

大きな森があり、そこに閻浮(Jambu)樹と呼ばれる常緑の大きな木があることから閻浮提とよばれる。インドの地をモデルにしたもので、雪山(Himavat、せつせん)という山の頂にアナヴァタプタ(Anavatapta)という名前の池(阿耨達池: あのくだっち)があり、四方に大きな川が流れる。その後、現在人間が住む世界を指すようになった。

東にはヴィデーハという名前の大陸(Pūrvavidehadvīpa、弗婆提: ほつばだい、東勝身洲: とうしょうしんしゅう)、西にはゴーダーニーヤという名前の大陸(Aparagodānīyadvīpa、瞿陀尼: くだに、西牛貨洲: さいごけしゅう)、北方にはクルという名前の大陸(Uttarakurudvīpa、鬱単越: うったんおつ、北倶盧洲: ほっくるしゅう)がある。

脚注

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注釈

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  1. ^ ウッタラクルという名前はすでに『アイタレーヤ・ブラーフマナ』に見えるが、島ではなくヒマラヤの北の土地を指す[3]

出典

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  1. ^ a b Monier-Williams, Monier (1899) [1872]. “jambu-dvīpa”. A Sanskrit-English Dictionary (2nd ed.). Oxford: Clarendon Press. p. 412 
  2. ^ a b Sircar, D.C. (1960). Geography of Ancient and Medieval India. Motilal Banarsidass. p. 6. https://archive.org/details/in.ernet.dli.2015.532598/page/n15/mode/2up 
  3. ^ Rigveda Brahmanas: The Aitareya and Kauṣītaki Brāhmaṇas of the Rigveda. Harvard Oriental Series. 25. translated by Arthur Berriedale Keith. Harvard University Press. (1920). p. 331. https://archive.org/details/rigvedabrahmana00keitgoog/page/330/mode/2up 
  4. ^ a b c The Mahabharata: Book 6: Bhishma Parva, Section VI, https://www.sacred-texts.com/hin/m06/m06006.htm 
  5. ^ The Markandeya Purana: Canto LIV - The description of Jambudvīpa, https://www.wisdomlib.org/hinduism/book/the-markandeya-purana/d/doc117101.html 
  6. ^ 渡辺研二『ジャイナ教:非所有・非暴力・非殺生―その教義と実生活』論創社、2005年、156-158頁。ISBN 4846003132 

関連項目

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閻浮提
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