西漢氏（かわちのあやうじ）は、「西漢」を氏の名とする氏族。

河内国丹比郡・古市郡を本拠とする豪族である。「河内漢氏」「川内漢氏」とも書く。

概要

大和国を本拠とした東漢氏（やまとのあやうじ）に対して西漢氏と称したが、東漢氏との関係については同族とも言われる一方で、異系統とする説もある。当初直（あたい）であったが、683年に連（むらじ）、2年後に忌寸（いみき）の姓（かばね）が下賜された。

関連項目

• 東漢氏
• 河内氏
• 勝氏
  • 勝小吉・海舟父子^[1] - 小吉は越後の男谷氏の一族で、旗本勝甚三郎の婿養子である（勝甚三郎の本姓は近江を拠点とした物部氏の系統と伝わる。
  • 勝栄二郎 - 財務省事務次官。勝海舟とは血縁関係はない（勝海舟#系譜を参照）。
  • 勝茂夫 - 世界銀行副総裁。栄二郎の弟。
• 川勝氏 - 秦氏の系統といわれ、勝氏同様に幕臣・旗本の家柄。

脚注

参照文献

• 丹羽基二『姓氏 : 姓氏研究の決定版』樋口清之監修、秋田書店、1970年7月。ISBN 4253002099。