町一番のけちんぼう
『町一番のけちんぼう』(まちいちばんのけちんぼう)は、朝日放送製作テレビ朝日系列にて1978年12月24日に放映されたアニメ作品である。
概要
[編集]1987年まで毎年12月24日に放送される『クリスマス・テレビ・スペシャル』の第1回作品。トップクラフトとランキン・バス・プロダクションとの合作で、国内で放映された数少ない作品である。
原作はC・ディケンズの「クリスマス・キャロル」で、ミュージカル仕立てのクリスマスにふさわしいアニメとなっている。
放送時間
[編集]あらすじ
[編集]1840年代のこと、霧の都ロンドンでは昔ながらのクリスマスを迎えようとしていた。意地悪で、ケチで、心が冷たく無情なスクルージという男はひとりベッドで寝つかれないでいると、死んだはずの、昔の共同経営者のマーリィの幽霊が家に訪れてくる。マーリィは、金儲けのために自分の人生をいかに無駄にしたかを訴え、自分のようにみじめにならないうちに改心して欲しいとスクルージに言い、今晩3つの幽霊が訪れることを告げる。さて、教会の時計が午前1時を告げると、第1の幽霊が現れた。それは過去のクリスマスの幽霊でスクルージがまだ若かった頃のことを見せだした…。
スタッフ
[編集]- 製作:ランキン・バス・プロダクション/トップクラフト
- 原作:チャールズ・ディケンズ
- 脚本:Romeo Muller
- 音楽:Fred Spielman
- プロデューサー:原徹
- アニメーションスーパーバイザー:窪詔之
- ストーリー・ボード:山田勝久
- 演出:山田勝久
- 作画監督:小林一幸・窪秀巳
- 原画:吉田忠勝・佐々木よし子・吉田正広・河田章子
- 美術設定:西田稔・吉原一輔
- 美術:伊藤和子
- キャラクター・デザイン:Paul Coker Jr.
キャスト
[編集]備考
[編集]- プロデューサーを務めた原徹によると主人公であるスクルージーは映画「がんばれベアーズ」のウォルター・マッソーがモデルで主演の映画「ハロー・ドーリー!」のビデオを見ながら彼のクセと表情を研究してスクルージーを作り上げたという。その上で老けさせたため「ちょっと見ると、彼がモデルだなんて誰も気づかないでしょうね」と語っている。[1]
脚注
[編集]テレビ朝日系 クリスマス・テレビ・スペシャル | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
(なし)
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町一番のけちんぼう
(1978年) |
赤鼻のトナカイ
ルドルフ物語 (1979年) |
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