沖縄書店大賞
沖縄書店大賞（おきなわしょてんたいしょう）は、沖縄書店大賞実行委員会が主催する文学賞である[1]。
概要
[編集]沖縄書店大賞は、沖縄県の書店で働く書店員、推薦したい書籍を選ぶ企画である[2]。
「小説部門」「沖縄部門」「絵本部門」などの部門があり、それぞれの部門ごとに大賞が選ばれる仕組みとなっている[3]。
2019年の第5回からは準大賞も選出されるようになった。
歴代受賞作品・受賞者
[編集]以下に歴代受賞作品とその賞を列挙する[4][5][6][7][8][9][10][11][12][13][14][15]。
第1回 / 2015年度
[編集]| 部門 | 賞の内容 | 作品名 | 作者 |
|---|---|---|---|
| 小説部門 | 大賞 | 銀翼のイカロス | 池井戸潤 |
| 郷土書部門 | 大賞 | おばぁタイムス | 大城さとし |
第2回 / 2016年度
[編集]| 部門 | 賞の内容 | 作品名 | 作者 |
|---|---|---|---|
| 文芸書部門 | 大賞 | 火花 | 又吉直樹 |
| 郷土書部門 | 大賞 | 人生には「まさか」の坂がある | 安里賢次 |
| 児童書部門 | 大賞 | ママがおばけになっちゃった! | のぶみ |
第3回 / 2017年度
[編集]| 部門 | 賞の内容 | 作品名 | 作者 |
|---|---|---|---|
| 小説部門 | 大賞 | コンビニ人間 | 村田沙耶香 |
| 郷土書部門 | 大賞 | 沖縄を変えた男 栽弘義 高校野球に捧げた生涯 | 松永多佳倫 |
| 絵本部門 | 大賞 | えんとつ町のプペル | 西野亮廣 |
第4回 / 2018年度
[編集]| 部門 | 賞の内容 | 作品名 | 作者 |
|---|---|---|---|
| 小説部門 | 大賞 | 崩れる脳を抱きしめて | 知念実希人 |
| 郷土書部門 | 大賞 | 沖縄1935 | 週刊朝日編集部 |
| 絵本部門 | 大賞 | えがないえほん | B・J・ノヴァク |
第5回 / 2019年度
[編集]| 部門 | 賞の内容 | 作品名 | 作者 |
|---|---|---|---|
| 小説部門 | 大賞 | 宝島 | 真藤順丈 |
| 準大賞 | 入れ子の水は月に轢かれ | オーガニックゆうき | |
| 沖縄部門 | 大賞 | 沖縄アンダーグラウンド 売春街を生きた者たち | 藤井誠二 |
| 準大賞 | 絵で解る琉球王国 歴史と人物2 | JCC出版部 | |
| 絵本部門 | 大賞 | おしっこちょっぴりもれたろう | ヨシタケシンスケ |
| 準大賞 | ぼくもあったらいいなぁ | いさお名ゴ支部 |
第6回 / 2020年度
[編集]| 部門 | 賞の内容 | 作品名 | 作者 |
|---|---|---|---|
| 小説部門 | 大賞 | ムゲンのi | 知念実希人 |
| 準大賞 | 白銀の墟 玄の月 十二国記 | 小野不由美 | |
| 沖縄部門 | 大賞 | ヤンキーと地元 解体屋、風俗経営者、ヤミ業者になった沖縄の若者たち | 打越正行 |
| 準大賞 | 沖縄島建築 建物と暮らしの記録と記憶 | 写真：岡本尚文
監修：普久原朝充 | |
| 絵本部門 | 大賞 | ころべばいいのに | ヨシタケシンスケ |
| 準大賞 | なまえのないねこ | 文：竹下文子
絵：町田尚子 | |
| 特別賞 | 特別賞 | 首里城 歴史をひもとき写真で解説する「首里城のすべて」 | 沖縄タイムス社 |
| 特別賞 | 甦れ!首里城 報道写真と記事でたどる歴史 | 琉球新報社 |
第7回 / 2021年度
[編集]| 部門 | 賞の内容 | 作品名 | 作者 |
|---|---|---|---|
| 小説部門 | 大賞 | 推し、燃ゆ | 宇佐見りん |
| 準大賞 | 首里の馬 | 高山羽根子 | |
| 沖縄部門 | 大賞 | 海をあげる | 上間陽子 |
| 準大賞 | 沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる | 空えぐみ | |
| 絵本部門 | 大賞 | パンどろぼう | 柴田ケイコ |
| 準大賞 | ノラネコぐんだんケーキをたべる | 工藤ノリコ |
第8回 / 2022年度
[編集]| 部門 | 賞の内容 | 作品名 | 作者 |
|---|---|---|---|
| 小説部門 | 大賞 | 同志少女よ、敵を撃て | 逢坂冬馬 |
| 準大賞 | 硝子の塔の殺人 | 知念実希人 | |
| 沖縄部門 | 大賞 | 沖縄さかな図鑑 | 下瀬環 |
| 準大賞 | アゲアゲめし公式ガイドブック | ぴあ編集部 | |
| 絵本部門 | 大賞 | パンどろぼうvsにせパンどろぼう | 柴田ケイコ |
| 準大賞 | あんなにあんなに | ヨシタケシンスケ |
第9回 / 2023年度
[編集]| 部門 | 賞の内容 | 作品名 | 作者 |
|---|---|---|---|
| 小説部門 | 大賞 | 変な絵 | 雨穴 |
| 準大賞 | #真相をお話しします | 結城真一郎 | |
| 沖縄部門 | 大賞 | 沖縄の路線バス おでかけガイドブック | 室井昌也、谷田貝哲 |
| 準大賞 | 沖縄の身近な植物図鑑 | 林将之、名嘉初美 | |
| 絵本部門 | 大賞 | 大ピンチずかん | 鈴木のりたけ |
| 準大賞 | きみのことがだいすき | いぬいさえこ |
脚注
[編集]- ^ “「沖縄書店大賞」を創設 候補に１０作、結果は来月２日”. 琉球新報. 2020年11月12日閲覧。
- ^ “本・コミック/大賞/ご当地本屋大賞/第一回 沖縄書店大賞:オンライン書店Honya Club com”. www.honyaclub.com. 2020年11月12日閲覧。
- ^ “ヨシタケシンスケさん『おしっこちょっぴりもれたろう』で沖縄書店大賞【絵本部門】大賞を受賞 | PHP研究所”. PHP研究所 / PHP INTERFACE. 2020年11月12日閲覧。
- ^ “第１回沖縄書店大賞に「おばぁタイムス」 | 沖縄タイムス＋プラス ニュース”. 沖縄タイムス＋プラス. 2020年11月12日閲覧。
- ^ “沖縄）沖縄書店大賞に又吉直樹さん「火花」など３作品：朝日新聞デジタル”. 朝日新聞デジタル. 2020年11月12日閲覧。
- ^ “キンコン西野さんに沖縄書店大賞 郷土書・松永多佳倫さん、小説・村田紗耶香さん | 沖縄タイムス＋プラス ニュース”. 沖縄タイムス＋プラス. 2020年11月12日閲覧。
- ^ “沖縄書店大賞に「沖縄1935」 郷土書部門 | 沖縄タイムス＋プラス ニュース”. 沖縄タイムス＋プラス. 2020年11月12日閲覧。
- ^ “私たちはなぜ沖縄を書くのか～沖縄書店大賞受賞記念対談（現代ビジネス編集部） @gendai_biz”. 現代ビジネス. 2020年11月12日閲覧。
- ^ “沖縄の書店員が選ぶ「沖縄書店大賞」はこの3冊！ | 女性自身”. WEB女性自身. 2020年11月12日閲覧。
- ^ 報道制作局, 琉球朝日放送. “第５回沖縄書店大賞 あの話題作が受賞”. QAB NEWS Headline. 2020年11月12日閲覧。
- ^ “沖縄書店大賞に「ヤンキーと地元」 小説部門「ムゲンのｉ」 絵本部門「ころべばいいのに」 | 沖縄タイムス＋プラス ニュース”. 沖縄タイムス＋プラス. 2020年11月12日閲覧。
- ^ “『なまえのないねこ』第６回沖縄書店大賞絵本部門第２位！ - 小峰書店”. www.komineshoten.co.jp. 2020年11月12日閲覧。
- ^ “沖縄市立図書館 第304号 図書館だより 5月号”. 2020年11月12日閲覧。
- ^ “第６回「沖縄書店大賞」決まる - 新文化｜WEB本の雑誌”. WEB本の雑誌. 2020年11月12日閲覧。
- ^ “沖縄書店大賞決まる 上間陽子さん「海をあげる」など3作品 準大賞は空えぐみさん”. 琉球新報デジタル. 2021年7月26日閲覧。
関連項目
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