南部 信誉（なんぶ のぶのり）は、江戸時代後期の大名。陸奥国七戸藩の第2代藩主。官位は従五位下丹波守。

文化2年（1805年）11月、初代藩主・南部信鄰の長男として誕生。

文政4年（1821年）に父が死去したため、翌文政5年（1822年）正月に跡を継いだ。安政5年（1858年）に城主格となる。文久2年（1862年）8月、死去。享年58。

実子に南部信賢（啓之助・内室は南部利済の娘）がいたが、嘉永年間に、本藩藩主の利済の4男・謹敦を養子とした。しかし安政年間までには養嗣子を信民に替え^[1]、信民が継いだ。

父母

• 南部信鄰（父）

正室

• 秀 ー 森長義の娘

子女

• 南部信賢

養子

• 南部謹敦 ー 南部利済の三男
• 南部信民 ー 南部信也の四男

1. ^ なお、「日本人名大辞典」および「岩手県史」、「系図纂要」では謹敦は南部利剛の旧名とし、「大武鑑　中巻」掲載の嘉永4年（1851年）の武鑑では利剛を『南部美濃守謹敦』と表記しているので、これらが正しい場合、謹敦は本家を継いだ利剛本人の可能性が高い。

• 上田正昭・西澤潤一・平山郁夫・三浦朱門監修『日本人名大辞典』（講談社、2001年）
• 橋本博『改訂増補・大武鑑・中巻』（名著刊行会、1965年）
• 『岩手県史　第5巻 (近世篇 第2)』（1963年）
• 『系図纂要』