勝亦千城
勝亦 千城（かつまた たてき、1892年〈明治25年〉5月26日[1] - 1953年〈昭和28年〉6月12日[2]）は、昭和時代の政治家。漁業家。実業家。静岡県沼津市長。
経歴
[編集]静岡県出身[1]。県立沼津中学校を経て、1916年（大正5年）明治大学商科卒業[1]。歩兵第18連隊へ一年志願兵として入隊し、陸軍三等主計に進んだ[1]。千本浜で定置網漁を営む傍ら、1939年（昭和14年）9月に沼津市会議員に当選[1]。1943年（昭和18年）9月には同議長に推挙された[1]。ほか、駿東地方事務所参与、沼津漁業会長、静岡県水産業会副会長を歴任した[1]。
1945年（昭和20年）11月、沼津市の最後の官選市長に就任[3]。戦後の混乱期にあって復興部を設け庶務・土木・都市計画・建設・水道の5課を置き戦災復興を進めた[3]。うち水道課は水道事業の事業認可申請に取り掛かったが、戦後の諸材料の入手困難のため工事は順延し、1950年（昭和25年）7月に初めて通水した[3]。ほか、沼津市立沼津第一中学校を開校させ校長事務取扱を務めた[4]。1946年（昭和21年）11月、退任した[3]。その後は、沼津魚市場、沼津通運各社長を歴任した[5]。
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g 『勝亦千城外一名静岡県沼津市長外一市長ニ任スルノ件』 - 国立公文書館デジタルアーカイブ、昭和20年11月21日。
- ^ 『全国歴代知事・市長総覧』日外アソシエーツ、2022年、230頁。
- ^ a b c d 歴代知事編纂会 1983, 367頁.
- ^ “沼津の教育 令和3年度版”. 沼津市. 2022年2月2日閲覧。
- ^ “第一次沼津倉庫株式会社”. 沼津通運倉庫株式会社. 2022年2月2日閲覧。
参考文献
[編集]- 歴代知事編纂会 編集『日本の歴代市長 : 市制施行百年の歩み』 第2、歴代知事編纂会、1983年。
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