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九州大学伊都地区

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九州大学伊都地区(きゅうしゅうだいがくいとちく)は、福岡県福岡市西区元岡744番地に所在する九州大学キャンパス

伊都キャンパス センターゾーン・イーストゾーン

概要

後述の移転計画により2005年(平成17年)10月1日に開設された新キャンパスである。学生寄宿舎として、ドミトリーI、ドミトリーIIが設置されている。また、伊都新キャンパス情報発信拠点Big Orange(ビッグオレンジ)が設けられている。正式キャンパス名は「伊都地区」であるが、計画段階で使われていた「元岡地区」の呼称も浸透している。「伊都」は、キャンパスが立地する糸島半島にあったとされる伊都国に因んで糸島市などがしばしば用いている愛称であり、住所表記上の地名ではない。

図書館食堂・自販機・売店(大学生協ローソンの計2店舗)・書店(紀伊国屋書店)・ATM等が利用可能である。学生寮は2006年(平成18年)秋から1棟が供用されている。

  • 使用学部:文学部、教育学部、法学部、経済学部、工学部、理学部、農学部、共創学部、基幹教育院(初年度の1年間)
  • 使用研究院・学府:人文科学府/研究院、人間環境学府/研究院、法学府/研究院、法務学府、経済学府/研究院、工学府/研究院、理学府/研究院、数理学府/研究院、システム情報科学府/研究院、システム生命科学府、生物資源環境科学府/農学研究院、地球社会統合科学府、比較社会文化学府/比較社会文化研究院、言語文化研究院
  • 使用附属施設:カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所、マス・フォア・インダストリ研究所、水素エネルギー国際研究センター、稲盛フロンティア研究センターなど
  • 総面積:2,717,130m2[1]

歴史

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  • 2003年(平成15年)1月15日 - 起工式[2]
  • 2005年(平成17年)10月 - 第I期第一陣(機械航空工学部門群、物質科学工学部門群)移転[3]
  • 2005年(平成17年)12月7日、水素ステーションの試運転中に酸素パイプ破裂事故が起こった[4]
  • 2006年(平成18年)10月 - 第I期第二陣(地球環境工学部門群、システム情報科学研究院)移転[3]
  • 2009年(平成21年)4月 - センターゾーンがオープンし全学教育(現:基幹教育院)が六本松地区より移転。
  • 2009年(平成21年)10月1日 - 伊都図書館が完成。数理学府/研究院が箱崎、六本松地区から数理学研究教育棟(情報基盤研究開発センター移転予定地)へ仮移転。
  • 2014年(平成26年)4月1日 - 九州大学本部が箱崎地区より移転[5]
  • 2015年(平成27年)10月1日 - 理学部・理学府/理学研究院・システム生命科学府が箱崎地区より移転。また、数理学研究院が数理学研究教育棟からウエスト1号館へ移転。
  • 2016年(平成28年)10月1日 - 情報基盤研究開発センターが箱崎地区より移転。
  • 2018年(平成30年)10月1日 - 文系4学部と人間環境学府/研究院・工学部建築学科、生物資源環境科学府/農学研究院・農学部が箱崎地区より移転し、箱崎地区からの移転が完了した。

施設

九州大学 正面
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キャンパス内はセンターゾーン・ウエストゾーン・イーストゾーンに分かれている。

センターゾーン

2009年(平成21年)4月にオープン。旧教養部の流れを汲む基幹研究院が置かれ、学部1・2年生対象の基幹教育(旧:全学教育)が行われている。ゾーンは福岡県道567号桜井太郎丸線によって東西に分かれている。東側には椎木講堂や中央図書館のほか、カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所も置かれている。

ウエストゾーン

伊都地区の中で最も早くオープンしたゾーンで、2005年(平成17年)10月にオープン。理学部・工学部・農学部といった理系学部が置かれ、理系研究施設が集中している。

イーストゾーン

2018年(平成30年)10月にオープン。文系学部と工学部建築学科(人間環境学府・研究院)が置かれている。

移転計画

九州大学の箱崎・六本松の両キャンパスは狭隘で老朽化しており、また箱崎キャンパスは福岡空港に近いうえ滑走路延長線上に位置するために航空機が発する騒音公害にさらされており、移転が計画されてきた。1970年代には筑紫キャンパス(春日市大野城市)への全面移転が計画されたが、学生運動が盛んに行われていたことを背景に、地元住民の反対により実現しなかった。その後新たに計画が策定され、2005年(平成17年)度[注 1]後期からおよそ10年間をかけて、箱崎、六本松キャンパスの設備・組織を福岡市西区の元岡地区に移動することが決定したが、その後の計画の修正により移転完了は2018年(平成30年)とされた[6]

計画概要

福岡市西区糸島市にまたがる里山に新キャンパス(伊都キャンパス)を建設し、そこに九州大学を移転する計画。2005年(平成17年)10月から段階的に移転し、最終的な移転完了は2018年(平成30年)を予定している[6]。当初は大学病院の移転も検討されたが、病院が現在より交通の不便な土地に移ることは利用者の利便性を損なうという観点から医師会による猛反対を受け、馬出地区(病院および医学部・歯学部・薬学部)は移転しない[4]。また、旧九州芸術工科大学である芸術工学部も移転の対象からは外れており、現在の大橋キャンパスにとどまる[4]

移転の理由

九州大学は、移転の理由として、次のような内容を広報している[7]

  • キャンパスが六本松・箱崎に分離していることから、全学教育と専攻教育・大学院教育のスムーズな連携や共同研究の実施等に障害が生じている。
  • 施設の老朽化や狭隘化により、教育研究面の高度化や多様化への適応が困難である。
  • 緑地の不足などキャンパスとしてバランスを欠く。
  • 箱崎キャンパスは福岡空港の延長進入表面下にあり、航空機騒音により教育研究に著しい支障を来している。キャンパス内への航空機墜落事故再発[注 2]が懸念される。
  • 箱崎キャンパスで高層化・集約化した施設を再開発整備することは、航空法上の制限表面、特に延長進入表面に掛かり厳しい高さ制限があるなどの要因から困難である。

計画の内容

3期の計画からなっている。まず2005年度(平成17年度) - 2007年度(平成19年度)に工学系キャンパスを移転させる。併せて理系図書館と食堂・寄宿舎の整備も行う。続いて2008年度(平成20年度) - 2011年度(平成23年度)は残りの用地取得と整備を行う。その次の2012年度(平成24年度)から2018年度(平成30年度)にかけて順次建物を移転する予定となっている[6]

馬出地区(医系)・筑紫地区(総合理工学府)・大橋地区(芸術工学部)の移転計画は無く、各地区での教育が続くことになる。

移転における問題点

この節は検証可能参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)出典検索?"九州大学伊都地区" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2023年10月)
  • キャンパスが六本松・箱崎に分離していることから、全学教育と専攻教育・大学院教育のスムーズな連携や共同研究の実施等に障害が生じていることを解消すべく移転を行ったが、馬出・大橋・伊都・筑紫の4つのキャンパスに分散する結果となり、それぞれのキャンパス間の距離が著しく離れていることから、障害を撤廃できたとはいえない点。
  • キャンパスへの人員輸送の中心は専ら「バス」が担っており、定時性に優れない点。また、坂道の起伏に富んでいることから、バイクや自転車、自動車による通勤・通学が中心となり、バス利用者も減少傾向にある点。
  • 移転当初より、伊都キャンパス周辺における物販店、飲食店、本屋が乏しく、生活における利便性を著しく欠く点。
  • 箱崎地区よりも、緑地の不足などキャンパスとしてのバランスを欠く点。
  • 里山を開発してキャンパスを整備しているため、石ケ原古墳跡に代表されるように、遺跡を破壊せざるを得ない状況になっている点。
  • 里山を開発してキャンパスを整備しているため、環境破壊等の問題が指摘されている点。
  • 首都圏や関西圏では1970年代に大学の郊外移転が進んだ後、2000年代以降は工場等制限法の撤廃に伴い都心回帰が進んでいる。都心立地のイメージが良いため学生募集に有利、他大学・企業との研究の連携や学生の就職活動の点から見て都心立地が有利などの理由によるが、伊都キャンパスへの移転はこれに逆行している。

アクセス

周辺

  • 福岡市産学連携交流センター
  • 有機光エレクトロニクス実用化開発センター
  • セトル九大新町
  • セトル伊都(伊都の湯どころ)

ギャラリー

脚注

注釈

  1. ^ 首都圏の大学が一度キャンパスを郊外に移転させ、その後回帰を開始した時期に重なる。
  2. ^ 1968年九州大学電算センターファントム墜落事故が発生している。

出典

  1. ^ 2016年度 九州大学概要 (PDF) 九州大学
  2. ^ “九大新キャンパスが着工”. 西日本新聞 (西日本新聞社). (2003年1月15日)
  3. ^ a b 新キャンパス計画 九州大学新キャンパス九州大学
  4. ^ a b c 福岡市政白書2010 地域の歴史と文化を生かし 輝く福岡市政をめざして - 第9章 九州大学の移転問題と福岡市のまちづくり
  5. ^ 九州大学本部の移転について』(プレスリリース)九州大学、2014年3月24日http://www.kyushu-u.ac.jp/ja/notices/view/622018年12月30日閲覧 
  6. ^ a b c 移転スケジュール 平成27年4月1日
  7. ^ 新キャンパス計画の経緯①:「移転の背景」(~平成3年)

外部リンク

座標: 北緯33度35分44.6秒 東経130度13分4秒 / 北緯33.595722度 東経130.21778度 / 33.595722; 130.21778

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