中岳 (札幌市・京極町)
中岳(なかだけ)は、北海道札幌市南区定山渓と京極町の境界にある山。標高1387.5メートル[1]。
山名は無意根山と喜茂別岳の中間に座することに由来する[1]。
地形と地質
[編集]無意根山溶岩によって形成された山のひとつ[1]。
頂上の周辺には高さ5 - 10メートルほどの岩壁がめぐらされ、あたかも古城のような姿をしており、主要峰のかたわらの目立たない山が多い「中岳」の中では、秀峰の部に属すると言える[2]。
南西側のワッカタサップ川源頭寄りは、深くえぐられた急崖となっている[2]。
登山ルート
[編集]登山道は存在しない。隣の無意根山から縦走路が開削されたことがあったが、それほどの年月を経ずして藪の中へと消えた[3]。
夏期には白水川を遡行する沢登りで登頂できる[2]。
冬期には中山峠から無意根山への縦走途中に通過するか、あるいは逆に無意根山側から往復するパターンが多くみられる[2]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 『札幌の山々』北海道新聞社〈さっぽろ文庫48〉、1989年3月27日。ISBN 4-89363-047-4。
- 関秀志 編『札幌の地名がわかる本』亜璃西社、2018年11月16日。ISBN 978-4-906740-34-5。
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