リーガ・エスパニョーラ1993-1994は、スペインの国内プロサッカーリーグ、リーガ・エスパニョーラの1部リーグのプリメーラ・ディビシオンの63回目のシーズンである。1993年9月4日から1994年5月15日に開催された。

結果は、ヨハン・クライフ監督率いる「エル・ドリーム・チーム」と呼ばれたFCバルセロナが4連覇を成し遂げ、通算14回目の(クライフ在任中では最後となる)、第1部リーグ（プリメーラ・ディビシオン）優勝を達成した^[1]。

このシーズンでは、第2リーグ（セグンダ・ディビシオン）から昇格し、本季の第1部リーグ（プリメーラ・ディビシオン）に参戦したのは、第2リーグ1992-1993の成績上位によって自動昇格した「UEリェイダ」・「レアル・バリャドリード」と、第1部リーグ1992-1993の18位「RCDエスパニョール」との入れ替え戦に勝利した「ラシン・サンタンデール」の合わせて3チームが入れ替わり、計20チームが対戦した^[2]。

また、「UEリェイダ」は、1950年の第1リーグ参加以来、93年に第1リーグ戻ったものの最下位となった。

Albacete

Athletic

Atlético

Barcelona

Celta

Deportivo

Lleida

Logroñés

Osasuna

Rayo Vallecano

Oviedo

Racing

Real Madrid

Real Sociedad

Sevilla

Sporting

Valencia

Valladolid

Zaragoza

リーガ・エスパニョーラ1993-1994のチーム所在地

Tenerife

リーガ・エスパニョーラ1993-1994のチーム本拠地 (カナリア諸島)

「SDコンポステラ」が1994-1995シーズンの"プリメーラ・ディビシオン(スペイン1部リーグ)"に昇格し、「レアル・バリャドリード」がプリメーラ・ディビシオン残留を決めた。
「ラーヨ・バジェカーノ」 が1994-1995シーズンの"セグンダ・ディビシオン(スペイン2部リーグ)"に降格し、昇格に失敗した「CDトレド」がセグンダ・ディビシオンに残留。

最も多く得点を挙げた選手にはピチーチ賞が贈られる。

順位	選手	所属クラブ	得点数	PK数
1	ロマーリオ	FCバルセロナ	30	0
2	ダヴォール・シューケル	セビージャFC	24	5
3	メホ・コドロ	レアル・ソシエダ	23	6
4	カルロス・ムニョス	レアル・オビエド	20	2
5	フレン・ゲレーロ	アスレティック・ビルバオ	18	1
6	ホセ・アンヘル・シガンダ	アスレティック・ビルバオ	17	0
7	ベベット	デポルティーボ・ラ・コルーニャ	16	0
	フリスト・ストイチコフ	FCバルセロナ	16	1
	オレグ・サレンコ	CDログロニェス	16	3
	ウーゴ・サンチェス	ラーヨ・バジェカーノ	16	5
	プレドラグ・ミヤトヴィッチ	バレンシアCF	16	6

平均失点数が最も低いゴールキーパーにはサモラ賞が贈られる。

順位	選手	クラブ	試合	失点	失点率
1	フランシスコ・リアーノ	デポルティーボ・ラ・コルーニャ	38	18	0.47
2	ホセ・セバリョス	ラシン・サンタンデール	36	39	1.08
3	アンドニ・スビサレッタ	FCバルセロナ	33	37	1.12
4	フアン・カルロス・ウンスエ	セビージャFC	36	42	1.17
5	アルベルト・ロペス	レアル・ソシエダ	34	40	1.18
6	フランシスコ・ブーヨ	レアル・マドリード	38	47	1.24
	フアン・ホセ・バレンシア	アスレティック・ビルバオ	37	46	1.24
8	マウロ・ラヴニッチ	UEリェイダ	36	46	1.28
9	サンティアゴ・カニサレス	セルタ・デ・ビーゴ	38	51	1.34
10	ホセ・マヌエル・センペーレ	バレンシアCF	29	39	1.34