ディラクエ
| ディラクエ | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 欧字表記 | Diraqouee[1] | |||||
| 品種 | サラブレッド[1] | |||||
| 性別 | 牡[1] | |||||
| 毛色 | 黒鹿毛[1] | |||||
| 生誕 | 2005年5月14日（19歳）[1] | |||||
| 抹消日 | 2009年9月15日[2] | |||||
| 父 | フサイチコンコルド[1] | |||||
| 母 | エミスフェール[1] | |||||
| 母の父 | ホワイトマズル[1] | |||||
| 生国 |
 日本（北海道千歳市）[1] | |||||
| 生産者 | 社台ファーム[1] | |||||
| 馬主 | 吉田照哉[1] | |||||
| 調教師 |
成田春男（北海道） →内田勝義（川崎） →成田春男（北海道） [1] | |||||
| 厩務員 | 波多野敬二（内田厩舎）[3] | |||||
| 競走成績 | ||||||
| タイトル | NARサラブレッド2歳最優秀馬（2007年）[1] | |||||
| 生涯成績 | 12戦4勝[1] | |||||
| 獲得賞金 | 7865万円[1] | |||||
| ||||||
ディラクエ（欧字名:Diraqouee、2005年5月14日 - ）は、日本の競走馬[1]。主な勝ち鞍に2007年の北海道2歳優駿。同年度のNARグランプリサラブレッド2歳最優秀馬に選出された。
経歴
[編集]競走馬時代
[編集]2007年5月16日、ホッカイドウ競馬の門別競馬場で行われたフレッシュチャレンジを優勝[4]。続くスニッツェル賞、イノセントカップを連続2着ののち、この年から新設されたブリーダーズゴールドジュニアカップでは1番人気に推され8着[4]。
その後ルールオブロー賞を快勝したのち[4]、ダートグレード競走の北海道2歳優駿に駒を進める。レースでは後方から進め中途から上位に進出すると、最後の直線でホウザンに競り勝って重賞初勝利を挙げた[5]。ダート1700メートルの優勝タイム1分47秒0は、ホッカイドウ競馬の2歳レコードタイムを13年振りに更新するものであった[5]。続く川崎競馬場の全日本2歳優駿はイイデケンシンに逃げ切られ2着に終わった[6]。レース後、川崎競馬組合の内田勝義厩舎に転厩する[7]。なお、2007年度のNARグランプリサラブレッド2歳最優秀馬は成田春男厩舎所属名義での選出となった[8]。
転厩初戦となった京浜盃では直線鋭く伸び、2着ディアヤマトに5馬身差をつける圧勝を収めた[9]。続く南関東クラシック第一弾となる羽田盃では11番人気の伏兵ニックバニヤンを捕まえきれず2着[10]。続く第2弾の東京ダービーでも単勝1.4倍の圧倒的1番人気に支持されるが、中団から伸びず10番人気のドリームスカイから0.4秒差の4着に終わった[11]。その後は登録のあったジャパンダートダービーを回避[12]。休養ののち成田春男厩舎に戻ったが、復帰初戦となったNOSAI日高特別で7着、ディープインパクト・プレミアム3でも7着と振るわず引退した[2]。
引退後
[編集]引退後は去勢されてノーザンホースパークで乗馬となり、馬術大会にも出場した[13]。のちに札幌市清田区のモモセライディングファームへ移動し、現在もそこに繋養されている[14]。
競走成績
[編集]以下の内容は、netkeiba.com[15]、JBISサーチ[16]、地方競馬全国協会[2]に基づく。
| 年月日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 頭数 | 枠番 | 馬番 | オッズ （人気） |
着順 | 騎手 | 斤量 | 距離（馬場） | タイム （上り3F） |
タイム 差 |
勝ち馬/（2着馬） | |||
| 2007 | 5. | 16 | 門別 | フレッシュチャレンジ | 9 | 4 | 4 | 1.5 | （1人） | 1着 | 山口竜一 | 53 | ダ1700m（良） | 1:54.3 (38.5) | 0.0 | （メスナー） | |
| 7. | 4 | 旭川 | スニッツェル賞 | OP | 10 | 2 | 2 | 4.5 | （2人） | 2着 | 山口竜一 | 53 | ダ1500m（良） | 1:38.2 (39.5) | 0.8 | エックスダンス | |
| 8. | 1 | 旭川 | イノセントC | H3 | 8 | 4 | 4 | 4.9 | （2人） | 2着 | 山口竜一 | 53 | ダ1500m（良） | 1:38.2 (38.6) | 0.3 | エックスダンス | |
| 8. | 30 | 旭川 | ブリーダーズG | H1 | 14 | 1 | 1 | 1.3 | （1人） | 8着 | 山口竜一 | 54 | ダ1600m（良） | 1:47.7 (43.2) | 0.7 | ジェイドファスト | |
| 10. | 4 | 旭川 | ルールオブロー賞 | OP | 11 | 1 | 1 | 1.6 | （1人） | 1着 | 山口竜一 | 55 | ダ1500m（稍） | 1:38.0 (39.4) | -0.9 | （モエレジンダイコ） | |
| 10. | 25 | 札幌 | 北海道2歳優駿 | JpnIII | 11 | 7 | 10 | 2.7 | （2人） | 1着 | 山口竜一 | 55 | ダ1700m（良） | 1:47.0 (39.1) | -0.1 | （ホウザン） | |
| 12. | 19 | 川崎 | 全日本2歳優駿 | JpnI | 12 | 4 | 4 | 5.1 | （3人） | 2着 | 山口竜一 | 55 | ダ1600m（良） | 1:42.0 (38.5) | 0.2 | イイデケンシン | |
| 2008 | 3. | 26 | 大井 | 京浜盃 | SII | 13 | 8 | 12 | 1.7 | （1人） | 1着 | 今野忠成 | 55 | ダ1700m（稍） | 1:47.7 (39.1) | -0.9 | （ディアヤマト） |
| 4. | 23 | 大井 | 羽田盃 | SI | 14 | 5 | 8 | 1.2 | （1人） | 2着 | 今野忠成 | 56 | ダ1800m（良） | 1:53.0 (37.6) | 0.2 | ニックバニヤン | |
| 6. | 4 | 大井 | 東京ダービー | SI | 16 | 4 | 8 | 1.4 | （1人） | 4着 | 今野忠成 | 56 | ダ2000m（不） | 2:06.9 (39.7) | 0.4 | ドリームスカイ | |
| 2009 | 8. | 12 | 門別 | NOSAI日高特別 | OP | 8 | 3 | 3 | 1.9 | （1人） | 7着 | 山口竜一 | 57 | ダ1800m（良） | 1:57.5 (38.3) | 1.5 | コパノカチドキ |
| 8. | 27 | 門別 | ディープインパクト・プレミアム | OP | 10 | 7 | 7 | 6.6 | （4人） | 7着 | 山口竜一 | 57 | ダ1800m（稍） | 1:58.3 (40.2) | 1.5 | コパノカチドキ | |
血統表
[編集]| ディラクエの血統 | （血統表の出典）[§ 1] | |||
| 父系 | ニジンスキー系 |
[§ 2] | ||
父 フサイチコンコルド 1993 鹿毛 |
父の父 Caerleon1980 鹿毛 |
Nijinsky | Northern Dancer | |
| Flaming Page | ||||
| Foresser | Round Table | |||
| Regal Gleam | ||||
父の母 *バレークイーン1988 鹿毛 |
Sadler's Wells | Northern Dancer | ||
| Fairy Bridge | ||||
| Sun Princess | *イングリッシュプリンス | |||
| Sunny Valley | ||||
母 エミスフェール 1996 鹿毛 |
*ホワイトマズル 1990 鹿毛 |
*ダンシングブレーヴ | Lyphard | |
| Navajo Princess | ||||
| Fair of the Furze | Ela-Mana-Mou | |||
| Autocratic | ||||
母の母 グレイエミネンス1990 鹿毛 |
*トニービン | *カンパラ | ||
| Severn Bridge | ||||
| *グレイキル | Forceten | |||
| Desert Lass | ||||
| 母系(F-No.) | グレイキル(USA)系(FN:5-g) | [§ 3] | ||
| 5代内の近親交配 | Northern Dancer 4･4×5=15.63% | [§ 4] | ||
| 出典 | ||||
- 1歳上の半姉にはアネモネステークスを優勝し、地方競馬（船橋競馬場）所属馬として2頭目の桜花賞出走馬のエミーズスマイル[18]、その産駒に2023年福島記念勝ち馬のホウオウエミーズ、孫に2022年UAEダービー勝ち馬のクラウンプライドがいる。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p “ディラクエ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年11月13日閲覧。
- ^ a b c “ディラクエ 出走履歴”. 地方競馬全国協会. 2019年11月13日閲覧。
- ^ “波多野厩務員、フリオーソで得たもの生かす”. スポーツニッポン. 2022年7月31日閲覧。
- ^ a b c “エミーズスマイルの半弟、ディラクエが2勝目”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2007年10月4日). 2019年11月13日閲覧。
- ^ a b “北海道2歳優駿、地元のディラクエがレコードV”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2007年10月25日). 2019年11月13日閲覧。
- ^ “全日本2歳優駿、イイデケンシン逃げ切り”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2007年12月19日). 2019年11月13日閲覧。
- ^ “北海道のディラクエが川崎へ移籍”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2007年12月26日). 2019年11月13日閲覧。
- ^ “フリオーソが地方年度代表馬に”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2008年1月9日). 2019年11月13日閲覧。
- ^ “京浜盃、ディラクエが5馬身差圧勝”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2008年3月26日). 2019年11月13日閲覧。
- ^ “羽田盃、単勝109倍のニックバニヤンがV”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2008年4月23日). 2019年11月13日閲覧。
- ^ “東京ダービー、伏兵ドリームスカイVで325万馬券”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2008年6月4日). 2019年11月13日閲覧。
- ^ “ジャパンダートダービー、ディラクエが回避”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2008年6月30日). 2019年11月13日閲覧。
- ^ “ノーザンホースパークで「第31回北海道秋季馬術大会」が開催”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd. (2017年9月24日). 2019年11月13日閲覧。
- ^ ディラクエ | 馬・牧場・施設検索 - 競走馬のふるさと案内所、2022年12月19日閲覧。
- ^ “ディラクエの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年11月13日閲覧。
- ^ “ディラクエ 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年11月13日閲覧。
- ^ a b c “ディラクエ 血統情報：5代血統表”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年11月13日閲覧。
- ^ a b c “ディラクエの5代血統表”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2019年11月13日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、KEIBA.GO.JP、JBISサーチ
| 1990年代 | 1994 ヒカリルーファス / 1995 ホウシュウサルーン / 1996 シンプウライデン / 1997 タマルファイター / 1998 ハイテンションパル / 1999 レジェンドハンター |
|---|---|
| 2000年代 | |
| 2010年代 | 2010 カネマサコンコルド |
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