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ディムヤート

この記事は検証可能参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)出典検索?"ディムヤート" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL (2019年10月)
ディムヤート
دمياط
位置
ディムヤートの位置(下エジプト内)
ディムヤート
ディムヤート
ディムヤート (下エジプト)
ディムヤートの位置(エジプト内)
ディムヤート
ディムヤート
ディムヤート (エジプト)
ディムヤートの位置(中東内)
ディムヤート
ディムヤート
ディムヤート (中東)
ディムヤートの位置(アフリカ内)
ディムヤート
ディムヤート
ディムヤート (アフリカ)
座標 : 北緯31度25分 東経31度49分 / 北緯31.417度 東経31.817度 / 31.417; 31.817
行政
 エジプト
  ディムヤート県
 市 ディムヤート
地理
面積  
  市域 3.53 km2
標高 5 m
人口
人口 (2021年現在)
  市域 305,920人
    人口密度   86,663人/km2
  都市圏 1,093,580人
その他
等時帯 EET (UTC+2)

ディムヤートアラビア語: دمياط、dimyāṭ)は、エジプト北部のナイル川デルタにあり、地中海に臨む港町で、ディムヤート県の県都。ダミエッタ(Damietta)とも。カイロの北方200kmに位置する。人口は約30.6万人(2021年)。

ナイル川へと続く運河が流れており、エジプトの重要な港町の一つとして数えられている。大規模な液化天然ガスの工場も擁する。

歴史

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古代マケドニアアレクサンドロス大王に征服される以前、タミアット(Tamiat)と呼ばれていたディムヤートは、古代エジプトの主要都市であった。ところが、エジプト征服後にアレクサンドリアが置かれると、ディムヤートはその重要性を失っていった。

ディムヤートが再び歴史の表舞台に現れるのは12世紀から13世紀十字軍イスラーム世界に侵略を始めた頃である。1169年ビザンツ帝国の援助を受けたエルサレム王国の艦隊がディムヤートを襲ったのである。だがこの襲撃は、サラーフッディーン(サラディン)により撃退された。

第5回十字軍(1217年 - 1221年)に向けて、キリスト教徒はディムヤート奪取を戦略の中心に据えた。ディムヤートを奪うことで、ナイル川流域を支配し、ひいてはエジプトを征服できると考えたからである。1218年5月、十字軍はディムヤートを包囲した。1219年11月、十字軍はディムヤートの奪取に成功する。しかし1221年8月、ディムヤートに少数の兵を残してカイロへ遠征に向かった十字軍が、マンスール近郊でアイユーブ朝スルタンであるアル=カーミル(サラディンの甥)に水攻めに遭って包囲されると、十字軍はディムヤート返還を条件に降伏する。十字軍は、再びディムヤートから追い出された。

フランスルイ9世が主導した第7回十字軍においても、ディムヤートはキリスト教徒の攻略対象となった。1249年6月、ルイ9世の率いる艦隊が到着すると、間もなくディムヤートは陥落した。同年11月にはカイロへ遠征に向かうが、1250年2月にマンスーラの戦いバイバルスの軍隊に敗れる。ルイ9世たちは撤退するところへ追撃を受け、ルイ9世以下キリスト教徒勢は全員捕虜になった。ディムヤートを含む占領地の放棄と身代金の支払いという要求を飲み、十字軍は三度ディムヤートから追い出された。

このようにディムヤートは戦略の要衝だったので、マムルーク朝のスルタンとなったバイバルス(前述の将軍バイバルスと同一人物)は、防御の脆弱だったディムヤートを一旦破壊した。その上で、ナイル川から数キロしか離れていない位置に、防御機能を存分に持つ町を再建した。

出身者

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脚注

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関連項目

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ディムヤート
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