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スーパーボンバーマン4

スーパーボンバーマン4
Super Bomberman 4
ジャンル 固定画面アクション
対応機種 スーパーファミコン
開発元 ハドソン
プロデュース!
発売元 ハドソン
プロデューサー 小崎整
ディレクター 藤原伸介
今田真二
デザイナー 平井隆之
プログラマー すみたたけお
音楽 竹間淳
福田裕彦(編曲)
星恵太(2曲[1]
美術 水野祥司
吉見直人
シリーズ ボンバーマンシリーズ
人数 1 - 2人(ノーマルゲーム)
1 - 5人(バトルゲーム)
メディア 16メガビットロムカセット[2]
発売日 日本 199604261996年4月26日
売上本数 35万本
その他 型式:日本 SHVC-A4BJ-JPN
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スーパーボンバーマン4』は、1996年4月26日に日本のハドソンから発売された固定画面アクションゲーム

同社による『ボンバーマンシリーズ』のスーパーファミコン用ソフト第5作目。主人公の「ボンバーマン」を操作し、未来を操作しようとしている悪の天才科学者「バグラー」の野望を阻止する事を目的としている。新要素として「ボンバースロー」や「ボンバープッシュ」、「デンジャラスボム」などが追加されている。

開発はハドソンおよびプロデュース!が行い、プロデューサーはPCエンジンSUPER CD-ROM²用ソフト『ダンジョンエクスプローラーII』(1993年)を手掛けた小崎整、ゲーム・デザインは『ミスティックアーク』(1995年)を手掛けた平井隆之、音楽は前作に引き続き竹間淳が作曲を担当している他、『スーパーボンバーマン2』や『ボンバーマンGB』シリーズの曲を手掛けている福田裕彦が編曲を担当した。アートデザインは前作及び『ボンバーマンGB2』に引き続き水野祥司と吉見直人が担当している。

ゲーム内容

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本作では新要素として、他のボンバーマンを持ち上げ、投げ飛ばすことができる「ボンバースロー」と他のボンバーマンを突き飛ばすことができる「ボンバープッシュ」といったアクション面の要素が追加されている他、キックした爆弾同士がぶつかり合うと広範囲に爆風が広がる「デンジャラスボム」になるといった要素も追加されている。

ノーマルゲーム

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ボンバーマンを操作し、数々のステージを進んでいく。全5ステージで、1つのステージは8つのエリアで構成されている。うち、最終ステージ以外のエリア7は中ボス・ボンバー四天王との対決、エリア8面はステージボスの巨大メカとの対決となっている。クリアしていないステージに進んだ場合は8エリアを順番にクリアする必要があるが、一度クリアしたステージはエリアを選択して遊ぶことができる。ゲームオーバーになってコンティニューした際も、同じようにステージ・エリア選択が可能。

通常のエリアでは、エリア内のすべての敵キャラクターを倒すことで出現するワープゲートに入ることでクリアとなる。ボスエリアでは、ボスキャラクターを倒すことでワープゲートが出現する。ワープゲートに当たった爆風はそこで遮断されるが、敵が復活することはない。

爆弾の爆風に当たる・敵や攻撃トラップに触れる・残り時間が0になるとミスになり、残機が減りエリアの最初からやり直しとなるほか、ボムアップ・ファイアー・スピードアップ以外のアイテムの効果が失われる。残機0の時にミスをするとゲームオーバー。何回でもその場でコンティニューができるほか、後で再挑戦する場合に必要なパスワードも表示されるが、コンティニューをすると装備はすべてなくなる。残機はアイテム「1UP」を取るか、スコア(得点)が一定値以上になるごとに増える。

2人同時プレイも可能。1Pは白ボン・2Pは黒ボンを操作する。タイトル画面やコンティニュー画面で2人プレイを選択するか、あるいは1人プレイ時にスタートボタンを押すことで途中参加することで可能(後者は残機が1減る)。残機は2人で共有制のため、残機が残っていないと乱入できない。片方がミスをしてもどちらかが生き残っていれば続行できるが、残り時間0になってしまうと残機1でもゲームオーバーになる。

エリアによってはハードブロック(破壊できない壁)に囲まれているワープポイントがあり、ごく一部の例外を除けば2人プレイ時のみ入れる。方法は「パワーグローブのアイテムを手に入れた側がもう片方を持ち上げて投げ入れる」「プッシュのアイテムを2人とも手に入れて特定のハードブロックを同時に押す」のどちらかであり、スーパーファミコンのシリーズでは全て本作独自の要素である。ワープポイントに入った時点で敵の残数に関係なくエリアクリアとなるほか、ボーナスステージに進める。ステージ内では制限時間30秒以内でアイテムを取ることができる。ソフトブロックを壊して見つけたり、スロットの絵柄を揃えたりと、それぞれ内容が異なる。

エリアによっては白ボン・黒ボンと同じ旅行シャトルの乗客だったその他のボンバーマンたち・ハニー・小鉄がオリに捕まっており、爆風で壊して助け出すことで「おたすけボンバー」としてアシストをしてくれる。おたすけボンバーは勝手に動き、爆弾でブロックを壊したりする。おたすけボンバーは無敵だが、逆におたすけボンバーの爆弾による爆風に巻き込まれた場合は通常通りミスとなる。

バトルゲーム

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互いに爆弾で攻撃し相手のボンバーマンを倒していく、おなじみの対戦ゲーム。1-5人で同時対戦できる。バトルロイヤルモード、チャンピオンモード、マニアックモードの3種類から選べる。時間切れ直前になるとフィールドを狭くするため降ってくる「プレッシャーブロック」は、本作では巻き込まれると乗り物に乗っていてもハートを取って耐久力を上げていても、一撃で即死する。

バトルロイヤルモード
通常の対戦形式。シングルマッチとタッグマッチの2種類から選べる。シングルでは「ダッシュボンバー」をONにすると、優勝者がボーナスゲームに挑戦し、次のバトル時にアイテムを1つ装備することができる。
チャンピオンモード
コンピュータが操作する、ボンバー四天王+ボンバーグレートの5人と連続で対決する。順番は、ハンマーボンバー→レディボンバー→ジェットボンバー→ボンバーバズーカ→ボンバーグレート。シングルマッチは1対1(1人プレイ)、タッグマッチは2対2(2人協力プレイ)で対戦する[注 1]。全員勝ち抜くとエンディングの後に、勝ち負けの数に応じて評価が表示される[注 2]
ルールは制限時間3分、3本勝負、みそボンあり(タッグマッチ時)。ステージは「しびれてぼん」で固定。途中で負けた場合はゲームオーバーとなり、その時点での評価が表示される(コンティニューは不可)。アイテム(爆弾5個、ファイアーLV8、スピードLV6、パンチ、キック、パワーグローブ、プッシュ)を装備した状態で対戦を行う。
マニアックモード
出現するアイテムとボンバーマンのHP(耐久回数)を自由に設定し、対戦するモード。出現アイテムは1種類9個まで・合計60個まで。HPはハンデキャップ項目内で各々1-5の範囲で選択。
ルールはCOMレベルふつう、制限時間3分、3本勝負、みそボンあり、サドンデスなし。ステージは「いつもの」で固定。

ルール設定

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バトルロイヤルモードで設定できるルール項目について記述する。

COM LEVEL
コンピュータの操作するキャラクターの強さを設定できる。よわい/ふつう/つよい。
BATTLE
対戦を行って何回勝利した人が優勝かを設定できる。1~5回。
TIME
1回の対戦の制限時間を設定できる。1分/2分/3分/5分/∞(無制限)
サドンデス
プレッシャーブロックを最後(画面中央)まで降らせるか途中で止めるかを設定できる。ON/OFF。
みそボン
対戦中に先にやられたプレイヤーが、プレッシャーブロックが落ちてくる直前までステージの外周から爆弾を投げ入れ攻撃できるようにするかを設定できる。ON/OFF。
ダッシュボンバー
シングルマッチの優勝者が、次の対戦開始時にアイテムを装備した状態でスタートできる。アイテムの種類はミニゲームの結果で決定する。ON/OFF。

アイテム

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ソフトブロックを破壊するとアイテムが出ることがあり、取ることでボンバーマンがパワーアップする。ただし一度倒されると効果が失われてしまうものもある。

ボムキックとボム通過、貫通ボムとリモコンボムは併用できず、最後に取ったほうが優先される。

ボンバースローやボンバープッシュは、Bボタンを押している間“ふんばる”ことで、防止することができる。その間移動はできなくなる。

『3』『5』とは異なり、飛ばした爆弾でアイテムを潰すことはできない。

ボムアップ
設置できる爆弾の数が1つ増える。最大8つまで可能。
ファイアー
爆風の範囲が1段階伸びる。最大9ブロック先までアップ。
フルファイアー
火力が一気に最大になる。
スピードアップ
ボンバーマンの移動スピードがアップ。最大6段階までアップ。
ゲタ
マイナスアイテム。ボンバーマンの移動スピードがダウン。
パワーグローブ
足元にある爆弾を持ち上げて投げることができる。重なっているボンバーマンを投げる「ボンバースロー」も可能。本作での飛距離は5マスで、自分の前方2~5マスに敵がいる時は飛距離が変化し、敵を狙うようになる。持ち上げながらBボタンを押すことで(パンチを持っている場合はYボタンも可)、飛距離1マスのボム投げができる。
ボムキック
設置した爆弾を蹴ることができる。自分で設置した爆弾を蹴った場合はXボタンで止められる。
パンチ
設置した爆弾を前方に弾き飛ばす。プッシュを持っている場合は、プッシュで爆弾を押し飛ばす。
プッシュ
相手ボンバーマンを押し飛ばす「ボンバープッシュ」ができる。ノーマルゲームでは特定のハードブロックを2人同時に押して壊すことが可能(ボーナスステージに入れる)。
ボム通過
設置したボムの上を通ることができる。
ブロック通過
ブロックの上を通ることができる。ブロックの上では、爆風のダメージを受けない。
貫通ボム
爆風がブロックを貫くので、火力分だけブロックを一気に壊すことができる。
タマゴ
触れると乗り物に乗ることができる。敵キャラを倒して出現させたタマゴ以外は、ランダムで乗り物が決定される。
リモコン
(ノーマルのみ)設置した爆弾をBボタンで任意のタイミングで爆破できる。
ハート
ミスを1度だけ回避することができる。
耐火スーツ
(マニアックモード&ノーマルのみ)取ってから16秒間無敵になれる。点滅の速さで残り時間が把握できる。
1UP(ワンアップ)
(ノーマルのみ)ボンバーマンの残機が増える。最大9まで。
ケーキ
(ノーマルのみ)スコア+200点。
ポテト
(ノーマルのみ)スコア+400点。
ソフトクリーム
(ノーマルのみ)スコア+800点。
ゼリー(仮)
(ノーマルのみ)スコア+1000点。
クレープ(仮)
(ノーマルのみ)スコア+1000点。
寿司(仮)
(ノーマルのみ)スコア+1200点。
アメリカンドッグ(仮)
(ノーマルのみ)スコア+2000点。
サムライボール
(ノーマルのみ)スコア+8000点。
コスプレ
バトルゲームのステージ「なりきりこすぷれ」のみで登場。取得するとハニーか小鉄にコスプレできる。コスプレ中は爆風によるダメージを1回防ぐことができる。
ドクロ
バトルゲームのみ登場し、取ると様々なステータス異常を起こす。他のボンバーマンに触れるか、他のアイテムを取ることで元に戻る(ドクロ状態のプレイヤー同士が触れても何も起こらない)。このアイテムパネルは、爆風を受けても飛ばされるだけだが、ボムキックで巻き込めば他のアイテム同様消滅する。
  • 俊足病
    • 移動スピードが極端に速くなる。
  • 鈍足病
    • 移動スピードが極端に遅くなる。
  • 下痢
    • 爆弾を強制的に設置してしまう。
  • 不能病
    • 爆弾が設置できなくなる。
  • スケスケ病
    • 一定時間ごとに自キャラが見えなくなる。
  • 最低病
    • 設置できる爆弾が1つになり、火力も最小になる。
  • チェンジ病
    • 突然、自分と相手キャラの位置が変わる。
  • 止まれん病
    • 停止できなくなる。
  • せっかち病
    • 爆弾を設置してから爆発するまでの時間が短くなる。
  • のんびり病
    • 爆弾を設置してから爆発するまでの時間が長くなる。
  • リバース病
    • 十字キーの操作が逆になる。
  • しゃっくり病
    • 一定時間ごとにアイテムをばらまいてしまう。

乗り物

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ノーマルゲームでは乗り物は他の敵と混じって登場、これを倒すことでタマゴになる。バトルゲームでは他のアイテム同様ブロックを壊すと出現する。乗り物に乗っている間は爆風に巻き込まれたり敵に触れたりしても、乗り物が倒されるだけでボンバーマンは無事で済む。

乗り物には生物系と機械系の2種があり、同系統のタマゴは最大2個まで予備としてストックすることができ、ボンバーマンの後ろをついてくるが、タマゴが爆風に巻き込まれると消滅するほか、相手にストックのタマゴを奪われてしまう可能性もある。乗り物の能力はYボタンで使用するものと、乗っているだけで効力を発揮するものの2種類がある。乗るだけで効果のあるタイプは、持っているアイテムの効果よりも優先される。

「ボンバーマンマニアックス」(アスペクト、1995年6月発行)に掲載されている『スパボン3』の開発者インタビューにて本作の内容予定について、(ノーマルゲームで)倒した敵が乗り物になる、生物系と機械系に分ける、タマゴ同士を連結させるといったアイデアが出ているとの発言がなされていた。

(※)印のついたキャラは特定のパスワードを入力することで、バトルゲームに登場させることができる。

アンゴラー(生物系)
ソフトブロック通過の効果が得られる。
ガメフライ(機械系)
Yボタンでミサイルとなって特攻し(乗り物は失われる)、ボンバーマンや障害物に当たると爆発する。
クレイジーバルーン(生物系)(※)
ボム通過の効果が得られる。
スイム(生物系)(※)
Yボタンで、進行方向にダッシュする。障害物に当たるまで止まれない。十字ボタンを進行方向に入れているとさらにスピードが上がるが、その場合は壁に激突すると一瞬動けなくなる。
ダルマン(機械系)(※)
移動スピードが最高段階になる。
タンクボン(機械系)
Yボタンで、一定時間相手の動きを鈍くするネバネバ弾を発射。
ダンシングピエロ(機械系)
Yボタンで、相手を踊らせて一定時間その場から動けなくする[注 3]音符弾を発射。
ドグーンJr(機械系)
ボムキックの効果が得られる。
トリケラドプス(生物系)
貫通ボムの効果が得られる。
ハグハグ(生物系)(※)
Yボタンで全てのソフトブロックを壊す。
パックンガー(機械系)
Yボタンで所持している全ての爆弾を一度に一列に配置する(ラインボム)。本作でのラインボムは、軌道上に他のキャラクターがいても無視して設置できる。
ボーボー(生物系)(※)
フルファイアーの効果が得られる。
ポンポン(機械系)(※)
ボムパンチの効果が得られる。

デンジャラスボム

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ボムキックされた爆弾同士が衝突すると、合体してデンジャラスボムになる(赤色の「D」マーク付き)。その名の通り、場合によっては通常の爆弾より危険。爆風が正方形状になっており、障害物を貫通するため、物陰に隠れていても範囲内なら問答無用で巻き込まれてしまう。作成前のボムの種類は無視されるため、リモコンの特性は失われる。

ボムキックされたデンジャラスボムと他の爆弾が衝突・融合するとスーパーデンジャラスボム(黄色の「S」マーク付き)に、更にもう1つ爆弾が加わるとハイパーデンジャラスボム(銀色の「H」マーク付き)になる。火力はデンジャラスボムのランクによってそれぞれ一定で、デンジャラスは5×5マス、スーパーは8×8マス、ハイパーは真ん中に設置するとステージ全体を覆いつくす。

以後のシリーズ作品でも、通常のデンジャラスボムが度々登場する。

設定

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ストーリー(ノーマルゲーム)

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(参考:[3]
戦いの日々に追われ、つかの間の休息を楽しんだボンバーマンたちは、楽しい旅行を終え、旅行シャトルに乗り帰路に付いた。ところが、前作でボンバーマンに敗れた悪の天才科学者、プロフェッサーバグラーによって造られたボンバーマン暗殺部隊「ボンバー四天王」により、ボンバーマン一行を乗せたシャトルが襲撃、破壊されてしまい、ボンバーマンは他の乗客と共にブラックホールに吸い込まれ、異なる時代にたどり着いてしまう。白ボンバーマンと黒ボンバーマンの2人が目を覚ますと、そこは原始時代であった。過去を変え、未来を操作しようと目論むバグラーの野望を阻止し、未来を守るためボンバーマンは再び立ち上がった。

ステージ構成・敵キャラクター(ノーマルゲーム)

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中ボス戦のBGMは前作のステージボス戦、ステージボス戦のBGMは同じく前作のラスボス戦のBGMがそのまま使用されている。エリアクリアのBGMも前作と同じ。 ※は5で再登場している敵キャラ。 各敵の乗り物としての詳細は後述。

ステージ1(げんし時代)

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前半はごつごつとした岩やつり橋が際立つ緑溢れる渓谷、後半は洞窟が舞台となる。最初からトリケラドプスが登場するため、すぐに貫通ボムと同等の効果が得られる。岩(ソフトブロック)が画面外から落下してくる「落石」のトラップが存在し、落下してくる岩に接触すると取得したアイテムをばらまいてしまう。通常のキャラクターはHPが全て1なので、簡単に倒せる。BGMは『ボンバーマン'94』モリモリの森のアレンジ。

トリケラドプス
HP1。恐竜。これと言った特徴は無い。
小魔神※
HP1。埴輪。これと言った特徴は無い。移動が少し速い。
原人ウッホ※
HP1。原人。アジトを壊さない限りどんどん現れる。
ウッホのアジト※
HP5(1-4)、8(1-5)。ウッホが倒されると新たなウッホを産み出す。
ドグーンJr.
HP1。宙に浮いている土偶。原人ウッホが搭乗している。原人ウッホが搭乗している場合、自分の進行方向逆向きにボムをキックする。
アンゴラー
HP1。アンコウ。地中に潜り込み、その間は無敵である。
ハンマーボンバー(中ボス)
HP3。火力3。ボンバー四天王の一人。ハンマー[注 4]を振り回して暴れ、アイテムをばら撒かせる。貫通ボムを標準装備。
原始機獣ドグーン(ステージボス)
HP10。青い土偶型メカ。ダメージを受けると火の玉を2つ放って攻撃し、この火の玉は爆弾に触れると誘爆する。

ステージ2(えど時代)

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江戸時代のお城の中が舞台。エリアによってはトロッコが設置されており、これで敵を倒したり、ソフトブロックを破壊したりすることも可能。本作のトロッコは『3』、『5』とは異なり、倒した敵から得点が入るほか、ソフトブロックを壊すと通常通りアイテムが出現するが、アイテムを轢いても消滅する上、キャラクターが轢かれると乗り物に乗っていても乗り物ごと即死する。踏むと強制的にワープさせられる「からくり床」も登場。BGMは『ボンバーマン'93』ザウルススターのアレンジ。

チビ丸※
HP1。忍者。赤は爆弾に変身し、青はジャンプで爆風をよけ、緑は手裏剣を投げる。
ミサイルマン※
HP1。ロケット花火。倒すとミサイルになってどこかに落下し、爆弾と同様の爆発を起こす。ただし、この爆風に敵が巻き込まれて死んでも得点は加算されない。
ポンポン
HP1。金魚型メカ。爆弾をパンチで飛ばす。
スイム
HP2。一つ目のタコ。動きが素早い。
ダルマン
HP2。ゼンマイネジの付いた青い達磨。動きが素早い。
ペラン
HP1。カエルのようなキャラ。体が薄っぺらいため、横を向くと見えづらくなる。
パックンガー
HP1。。爆弾を見つけると爆発させる(自分自身は爆風をかわす)。
ジェットボンバー(中ボス)
HP3。火力4。ボンバー四天王の一人。ジェットロケットで飛行・突進する。その間は無敵である。
爆裂機獣マシンダー(ステージボス)
HP10。鎧武者型メカ。発射する爆弾の火力は2。横にしか移動せず、両手の大砲から爆弾を発射する。1人プレイでもデンジャラスボムを作るのに使える。

ステージ3(げんだい)

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高層ビルの立ち並ぶ現代。乗り物は対ボンバーマン戦にて有効なものが多い。エリア上にある「警報装置」を破壊すると、敵の動きが素早くなるうえに強制追跡するようになる。キックした爆弾の進行方向を変える「矢印」も登場。BGMは『ボンバーマン (PCエンジン)』のBGM2のアレンジ。

G.Iボーイ
HP1。ヘルメットをかぶった子供。これと言った特徴は無い。
ガメフライ
HP1。カメ型兵器。ミサイルに変身し突撃、自爆する。たまにG.Iボーイが乗っている。自爆される前に倒さなければ卵にならない。
タンクボン
HP2。戦車。動きが遅くなるねばねば弾を撃つ。
スカンプー※
HP1。スカンク。爆風が当たると誘爆するおならを放出する。爆発は爆弾と同じ性質だが、爆発前に触れても何も起きない。
ハグハグ
HP1。のような顔の毛むくじゃら。自分の身の周りにソフトブロックを作る。
ペッタン※
HP2。クマのぬいぐるみ。同じラインに爆弾があると近づき、ハンマーで叩いてアイテムに変える。
レディボンバー(中ボス)
HP4。火力4。ボンバー四天王の一人。ビットからアイテムをばら撒かせるビームを撃つ。プッシュを標準装備。
ロケッティア・ジョー(ステージボス)
HP10。兵士型メカ。爆風の届かない高空を飛行しながら時々着地し、ミサイルと爆発ガスを放出する。

ステージ4(超みらい)

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ロボット化した植物に覆われた未来。一定時間ごとに青→黄→赤→青…と変化する床「シグナルフロア」が登場。青は普通に通過でき、黄は踏むと進行方向に弾き飛ばされる(フロアの上に立てない)。赤は通過できない。ただし敵キャラは色に関係なく通過してくる。非科学的なキャラが多く、ステージ3と同様に対ボンバーマンに有効な乗り物がある。BGMは前作のサラサラスターのアレンジ。

ボヨヨンベビー
HP1。これと言った特徴は無い。
ドロンパ※
HP1。幽霊。瞬間移動をする。
クレイジーバルーン
HP1。水色の風船。2体1組で出現し、片方を倒すと分裂する。
ボーボー
HP2。毛むくじゃら。ダメージを受けると炎上し猛スピードで暴れ回る。
エスパー※
HP1。爆弾を見つけると念力で爆発させる。
サイコマン
HP2。命中すると上下左右の操作が逆になる念波を放つ。
ダンシングピエロ
HP2。青いナイトキャップを被ったピエロの頭。命中すると踊ってしまいその場をしばらく動けなくする音波を発射する。
ボンバーバズーカ[注 5](中ボス)
HP4。火力5。ボンバー四天王のリーダー格。右腕からバズーカ砲を放射し、ボムキックを標準装備。
爆転機獣センチビート(ステージボス)
HP8(頭)/ 各3(体)。ムカデ型メカ。当たると動きが鈍くなる糸を放ち[注 6]、時々体を回して置いた爆弾を弾き飛ばす。全部の部位に爆風を当てて赤くしないと倒せないが、体を回転してる時は、顔にしかダメージを与えれない。

ステージ5(あくうかん)

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バグラーによって歪められた未来世界の闘技場。次元の狭間に待ち構えている「バグラーヘッド」の元を目指す。ステージ4をクリアすると、ステージ・エリア選択画面の中央に出現する。このステージには初期配置されたザコ敵がおらず、過去に倒したボスキャラ達と連戦していく。BGMは、5-1 - 5-3は『ボンバーマン'94』のファイナル、5-4は『ボンバーマン'93』のブラジラスター[注 7]、5-6は『ボンバーマン'94』のボス戦(エリア1、3 - 5)のアレンジ。

ハンマーボンバー
HP3。闘技場で戦う。戦闘能力はステージ1の時と同じ。
ジェットボンバー
HP3。闘技場で戦う。戦闘能力はステージ2の時と同じ。
レディボンバー
HP4。闘技場で戦う。戦闘能力はステージ3の時と同じ。
ボンバーバズーカ
HP4。電流ステージで戦う。戦闘能力はステージ4の時と同じ。
ボンバーグレート(中ボス)
HP5、火力6。ボンバー四天王を指揮する超エリート。電流ステージで戦う。ほぼ全てのアイテムを標準装備しており、一定時間だけ無敵になる能力を持つ。
原始機獣ドグーン
HP5。ステージ1の時と戦闘能力は同じだが、耐久力が落ちている。
爆裂機獣マシンダー
HP5。ステージ2の時と戦闘能力は同じだが、耐久力が落ちている。
ロケッティア・ジョー
HP5。ステージ3の時と戦闘能力は同じだが、耐久力が落ちている。
爆転機獣センチビート
HP5(頭)/ 各2(体)。ステージ4の時と戦闘能力は同じだが、耐久力が落ちている。
エレキボン
HP1。バグラーヘッドから放出される黒い球体。このステージに登場する唯一のザコ敵。
バグラーヘッド(ステージボス)
HP5(本体)/ 5(脳)。前作でボンバーマンに倒された悪の天才科学者「プロフェッサーバグラー」が脳だけになって生き延び、電子電脳メカと化して復活した姿で、本作のラスボス。素早い動きで回ったり、エレキボンを四方にばらまく。本体を倒すと、分離した脳の部分だけで最後の抵抗を仕掛けてくる。移動中に接触してもボンバーマンが痺れるだけでミスにならない。攻撃手段は爆発攻撃のみ。攻撃中のみ爆風でダメージを与えられる。

バトルステージ(バトルゲーム)

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バトルゲームでは全部で10のステージが用意されており、それぞれステージ内の仕掛けが異なっている。また裏技として、ハドソン製のスーパージョイカードを使いあることをすると、ステージを2つ追加することができる。さらに特定のパスワード入力によってステージ1-10のブロック配置やアイテムなどが変化した別バージョンとなる。

ステージ1(いつもの)
特に仕掛けのない、シリーズおなじみのオーソドックスなステージ。
ステージ2(のろのろびゅーん)
時計のステージ。一定時間おきに、移動速度と爆弾の爆発する時間間隔が変更される。
ステージ3(すげだまごろごろ)
亜空間のステージ1-3と同じ風景だが、新たに中央に2つの玉が設置されている。触ると持っているアイテムをばらまいてしまう(ただしその間は無敵状態)。玉は爆風を当てるとソフトブロックを壊しながら一定距離動く。また、玉はアイテムを消してしまう。
ステージ4(ぷっしゅでぽとん)
原始時代前半のステージと同じ風景だが、周囲が谷底になっており、ノーマルゲームと異なり落下しミスになる仕掛けになっている。落ちそうになるとボンバーマンが手をばたつかせるので、外周と反対方向に方向キーを入れると落下を回避できる。パワーグローブで相手を直接谷底に投げ落とすことも可能。
ステージ5(しびれてぼん)
亜空間のステージ4-5と同じ風景だが、外周の電流が背景ではなくトラップになっている。パワーグローブやプッシュで相手を電流に巻き込むと、痺れてアイテムをばらまかせることができる。ソフトブロックはなく、最初から全員ファイアーアップ4つ・ボムアップ4つ・ボムキック・パンチ・グローブ・プッシュを所持した状態でスタートする。
ステージ6(びっくりふろあ)
ダンジョンのステージ。床に爆風を当てるたびに、柄がランダムで変化する。通常床、ツルツル床(障害物に当たるまで止まれない)、ネバネバ床(移動速度が遅くなるほかボムキックで蹴った爆弾も止まる)、ドクロ床(一定時間操作が上下左右逆になる)の4種類。
ステージ7(かくれんぼん)
超未来のステージ。新たに屋根が設置され、隠れることができる。また、ボムキックで蹴った爆弾を曲げる矢印も設置されている。
ステージ8(ぐるぐるすろっと)
ノーマルゲームのボーナスステージに使われていた背景の1つ。ボタンに爆風を当てるとスロットが回転、ボタンを踏むと止められる。絵柄は7・BAR・火力マーク・ドクロの4種類で、組み合わせによってアイテムが画面上から湧き出てくる。なお、ドクロの絵柄は戦況を一変させるような極端な現象[注 8]を引き起こすことがある。
ステージ9(ぎったんばっこん)
現代のステージ。新たにシーソーが設置されており、乗っている爆弾やボンバーマンを飛ばすことができる。シーソーは全てが連動している。
ステージ10(なりきりこすぷれ)
ダンスルームのようなステージ。通常アイテムに混じってアイテム「コスプレ」が隠されており、取るとハニーか小鉄に変身できる。変身中はハートと同じようにミスを1回防げるが、ボンバーマン以外のキャラが持つ特殊能力は使えなくなる。
ステージ11(とろっこやろう)
隠しステージその1。江戸時代のステージ。トロッコが設置されており、線路上のソフトブロックやボンバーマンを蹴散らして進む。爆弾を轢いた場合は即爆発する。線路やトロッコの位置にはいくつかパターンがあり、乗るたびに変化する。
ステージ12(はたはたとりとり)
隠しステージその2。ステージ上に各キャラの旗が用意されており、自由に持ち上げられる(Bボタンで置くこともできる)。自分の色の旗を燃やされると、たとえ爆風を受けていなくても倒されることになる。

開発、キャンペーン

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シリーズプロデューサーの藤原茂樹と美術担当の水野祥司によると開発段階ではアイテム「コスプレ」を取得した際、ハニーと小鉄だけでなく『ドレミファンタジー』のミロンや『天外魔境ZERO』のヒガン・スバル・テンジン・赤丸にもコスプレできるようにするアイデアがあったという[5]

(出典:[6]
本作の初回出荷分の内の7777本に「当たりはがき」が封入されており、返信部分に必要事項を記入して郵送するとボンバーマンのぬいぐるみ「ねっぱれボンバー」がプレゼントされた。

スタッフ

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  • ゲーム・デザイン:平井隆之
  • マップ・デザイン:沼宮内純也
  • プレイヤーキャラクター・デザイン:村中恵、沼宮内純也
  • エネミー・デザイン:たざわみえこ、村中恵、しまだひろみ
  • ビジュアル・デザイン:しまだひろみ、たざわみえこ、かすやのりこ
  • アート・デザイン:水野祥司、吉見直人
  • メイン・プログラマー:すみたたけお
  • サブ・プログラマー:よしだかずひろ、松井裕
  • プログラム・アシスタント:まつもとともゆき
  • サウンド・プロデューサー:三井啓介
  • サウンド・ディレクター:金佳代子、滝本利昭
  • ボイス:杉山佳寿子龍田直樹
  • 音楽:竹間淳
  • 編曲:福田裕彦
  • サウンド・オペレーター:小原肇
  • テクニカル・サポート:白水薫里
  • スペシャル・サンクス:藤原茂樹笹川敏幸、高橋克昇、中川周治、三藤秀樹、三谷晴基、電気未来社
  • ディレクター:藤原伸介、今田真二
  • プロデューサー:小崎整

評価

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評価
レビュー結果
媒体結果
ファミ通29/40点[7]
ファミリーコンピュータMagazine23.2/30点[8]
Consoles +94%[9]
Fun Generation8/10点[10]
neXt Level85%[11]
Total!2+ (B+)[12]
Video Games81%[13]

ゲーム誌『ファミ通』の「クロスレビュー」では合計29点(満40点)[7]、『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り、23.2点(満30点)となっている[8]

項目 キャラクタ 音楽 お買い得度 操作性 熱中度 オリジナリティ 総合
得点 4.2 3.6 3.8 3.9 4.1 3.6 23.2

関連書籍

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脚注

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注釈

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  1. ^ 形式(画面表示)上はどちらも「バトルロイヤルモード」でいうところのタッグマッチとなっている。
  2. ^ 特殊能力を持たない「ボンバーマン」か特殊能力を持つ「ボンバー四天王やボンバーグレート」のどちらを使用したかも評価に影響を与える。
  3. ^ 公式サイトでは「金縛り」と表現されている。
  4. ^ トゲつきの鉄球。
  5. ^ 取扱説明書では「バズーカボンバー」と表記されているが、これは誤りである[4]
  6. ^ 乗り物「ダルマン」には無効。
  7. ^ メロディーラインに大幅な変更が施されており、1ループの時間も長くなっている。
  8. ^ 大量のドクロが現れるだけでなく、スーパーデンジャラスボムが落ちてきたり、タイムとは関係なしにプレッシャーブロックが降り始めることがある。

出典

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  1. ^ スタッフロールに名前は無いが、星が作曲した前作のボス戦曲が本作にも使用されているため。
  2. ^ 前田尋之「Chapter 2 スーパーファミコンソフトオールカタログ 1996年」『G-MOOK176 スーパーファミコンパーフェクトカタログ』ジーウォーク、2019年9月28日、210頁。ISBN 9784862979131 
  3. ^ 取扱説明書と公式サイトの一節(ウェブアーカイブ)
  4. ^ 『スーパーボンバーマン4』操作方法Q&A - ウェイバックマシン(1998年5月25日アーカイブ分)
  5. ^ もぐさんはTwitterを使っています 「これが実現していたら、今頃スパボン4はサタボンと並ぶ天外ヲタ御用達ボンバーマン扱いになっていた。はず。 / Twitter
  6. ^ InterHoney スーパーボンバーマン4 - ウェイバックマシン(1997年1月21日アーカイブ分)
  7. ^ a b スーパーボンバーマン4 まとめ [スーパーファミコン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2020年10月4日閲覧。
  8. ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『PlayStation Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、280頁、ASIN B00J16900U 
  9. ^ Gavet, Nicolas (July-August 1996). “Super Famicom Review - Super Bomber Man 4”. Consoles + (M.E.R.7) (56): 109. http://download.abandonware.org/magazines/Consoles%20Plus/consoleplus_numero056/Consoles%20%2B%20056%20-%20Page%20109%20%28juillet%20-%20ao%C3%BBt%201996%29.jpg. 
  10. ^ Weidner, Martin; Appel, Markus (July 1996). “Spiele Tests: Super Bomberman 4”. Fun Generation (CyPress) (6): 60-61. https://www.ninretro.de/img/scans/snes/Super_Bomberman_4_FG_7-96.jpg. 
  11. ^ Henning, Christian (July 1996). “Test: Super Bomberman 4”. neXt Level (X-Plain-Verlag) (3): 93. https://www.ninretro.de/img/scans/snes/Super_Bomberman_4_NL_7-96.jpg. 
  12. ^ Henning, Christian (June 1996). “Import Corner: Super Bomberman 4”. Total! (X-Plain-Verlag) (36): 40-41. https://www.ninretro.de/img/scans/snes/Super_Bomberman_4_TO_6-96.jpg. 
  13. ^ Hara, Tetsuhiko (July 1996). “Bombenstimmung - Super Bomberman 4”. Video Games (Future-Verlag) (56): 100. https://www.kultboy.com/index.php?site=t&id=14947. 

8== 外部リンク ==

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スーパーボンバーマン4
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