カーボベルデの音楽
この項目では、カーボベルデの音楽について解説する。奴隷貿易に大きく影響された音楽は[1]、カーボベルデ人にとって日常生活の中で不可欠のものであり、在外カーボベルデ人にとっても、文化的アイデンティティの中核となっている[2]。
民俗音楽
[編集]アフリカの影響を強く受けたソタヴェント諸島ではアフリカ色が強いバトゥーケ、フィナソン、フナナ、タバンカなどリズムを重視したジャンルが好まれるのに対し[3]、ポルトガルの影響が強かったバルラヴェント諸島ではヴァイオリン、ポルトガル・ギター、カヴァキーニョなどを使用したモルナやコライデイラのようなメロディーを重視したジャンルが好まれる傾向が存在する[3]。
ポピュラー音楽
[編集]カーボベルデのポピュラー音楽からは、モルナをベースにしたセザリア・エヴォラ、バトゥーケをベースにしたチェカ、ポルトガルで生まれ育ち、ポルトガルで活動するサラ・タヴァレスのようなミュージシャンが現れている[4]。
脚註
[編集]- ^ 小川編著(2010:297)
- ^ 市之瀬(1997:44-45)
- ^ a b 市之瀬(1997:45)
- ^ 小川編著(2010:299-301)
参考文献
[編集]- 市之瀬敦「クレオルの島カボ・ベルデ──その形成とディアスポラ」『社会思想史の窓第118号──クレオル文化』石塚正英編、社会評論社、1997年5月。
- 小川了編著『セネガルとカーボベルデを知るための60章』明石書店、東京〈エリア・スタディーズ78〉、2010年3月。ISBN 4-7503-1638-5。pp.297-301。
世界の音楽 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| |||||||||||
| |||||||||||
| |||||||||||
| |||||||||||
| |||||||||||
| |||||||||||
北アフリカ | |
---|---|
東アフリカ | |
南部アフリカ |
|
中部アフリカ |
|
西アフリカ | |
その他 |
|
海外領土等 |
|
各列内は五十音順。
関連カテゴリ:Category:大陸別の音楽 Category:各国の音楽「その他」は国家として承認する国が少ない、または無いものであり、国際連合には非加盟。国家承認を得た国連非加盟の国と地域の一覧・独立主張のある地域一覧も参照。
|
アンゴラ | |
---|---|
カーボベルデ | |
ブラジル | |
ポルトガル (en) | |
モザンビーク | |
その他地域 |
|
関連項目 | |
Text is available under the CC BY-SA 4.0 license; additional terms may apply.
Images, videos and audio are available under their respective licenses.