カンジャンテ
カンジャンテ(cangiante)は、有彩色絵画における技法で、固有色とは異なる絵具を明部あるいは暗部の彩色に用いるもの。日本語では玉虫色の技法とも呼ばれる。単一色相での明暗法より強烈な色彩の効果がある。この技法の用例は13〜14世紀のジョットまで遡ってみられる。ルネサンス美術においては特にミケランジェロによって、玉虫織のような絹糸光沢の衣の表現に用いられた。
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スクロヴェーニ礼拝堂『キリストの哀悼』(ジョット)
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同、エレミヤ部分
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現物の玉虫織(shot silk)
参考文献
[編集]- Using Color Contrasts throughout the Ages, WebExhibits, Institute for Dynamic Educational Advancement, 2014年7月2日閲覧.
関連項目
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